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森と林業の本

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2014/03/27

『里山管理を始めよう』の実践

独立行政法人森林総研関西支所から冊子『里山管理を始めよう』が届いた。

関西支所は、長年里山の研究を手がけてきたが、実践的な里山管理の手法を提案したものだ。実は、昨秋のシンポジウムでも発表があり、驚異的?な人気を呼んだ。(だって、毎年開くシンポでは関係者ばかりが目立つが、その回は満員御礼だったのである。)

http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2013/11/post-7e9c.html

その成果をまとめた冊子が出版されたわけ。

Img001




全40ページ。カラー。

実は、森林総研のホームページからもダウンロードできる。

http://www.ffpri.affrc.go.jp/fsm/research/pubs/index.html

ただ、そのまま開こうとしたら、なぜかブラウザがフリーズする。だから、まずダウンロードした方がいいよ。

中身は、大きく分けて3部構成。なぜ里山管理は必要か、次に里山を若返らせる手法、そして、伐った木を薪で活用するという提案。

私が注目したのは、もちろん2番目。若返らせる手法として書かれているのは、小面積皆伐である。つまり、間伐なんて生ぬるい方法では、里山林(広葉樹の雑木林)は蘇らないよ、ばっさり伐り開きなさい、という点だ。

Img003


こんな具合。これが全体の流れだが、私は細かなことを考えずに、とにかく伐る! みんな伐る! ことと解釈した(^^;)。




そして、我が生駒山の土地で実践しているのである。

実は、今年始めより取りかかった皆伐は、コツコツ進めており、ときに応援も来ていただいている。私一人では、大木は伐れないからだ。伐れなくはないけど、伐って電線を切断したり、道路を封鎖したり、伐採する我が身を傷つけるかもしれん。そこで伐採に自信のある人にお願いしている。

そして今日は千秋楽。プロアマ交えて男女4人も来て、バッサバッサと伐ってもらった。早い。単に腕前と要領がいいというだけでなく、思い切りが違う。私なんぞ、1本伐る度に、周りを眺めてそれがよかったかどうか、今後どうなるかどうか、考えてしまう。

002


ざっと、こんな感じ。面積的には10アールもないが、随分広々と感じる。

以前は、暗がりの森だったことを思い出すと、すっかり明るくなった。

私は、午後別件の仕事があったので、最後までつきあえなかったから、最終的にどこまで伐ってもらえたか、まだ確認していない。が、常緑樹を中心に時間の許す限り伐られたと思う。

また伐採した木々は、近くのスリランカ料理店に薪として利用してもらうことになった。

これが4月以降の春の日差しを浴びて、どのように変化するかが楽しみだ。新たな芽生えはあるか。もしかしてササが広がってしまう可能性だってある。

その変化は、逐次、報告しよう。

もしおかしなことになったら、それはすべて『里山管理を始めよう』をつくった森林総研が悪いのである(⌒ー⌒)。

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コメント

はっはっは
責任を他人に押し付けてはいけましぇん

森林総研の研究を丸ごと信じて行ったことですから、責任を負ってもらわないと(^^;)。

こういう場合は、「うまく行かなくても責任取りませんよ」って書いておかなくてはいけないんですね、メモメモ

仮にそんな添え書きがあっても、「だって森林総研の冊子に書いていたんだもん」とごねると思う……。

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