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森と林業の本

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2014/03/15

謎の切株

また謎の解答を求めて。。。

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この写真は、吉野の川上村高原の巨木林。

見たところ、樹齢200年以上の杉が林立している。もちろん人工植栽されたものだ。

私は、この森を来訪者に吉野林業を紹介する際に、よく案内していた。初めて訪れたのは、1980年代だからかなり古い。直径1m内外の木々が並ぶ迫力もあるが、同時に人工林でも林床に広葉樹が多く生えて生物多様性を保っていることを示す例にも使えた。

事実、この写真をパワーポイントのデータに使うことも多い。

が、ここ数年、少しずつ伐採が進み、昨年には大規模に伐採されてしまった。

先日訪れたら、ほぼ皆伐状態。

003

もちろん、林業なんだから伐るのはいいんですよ。いつか収穫するために林業はある。それに相続税対策なんぞもあるだろうし……。

これほどの巨木なら、さすがに良い値がついただろう。

この日は雪がうっすらと積もっていたが、巨大な切株が狭い間隔に並んでいるところが、また別の意味で迫力がある。年輪を見ると、この太さに似合わぬほど緻密で細かい。

が、ここで疑問が浮かんだのは、写真の右端の切株。

それをアップにすると、こんな感じ。

009



ちょっと斜面にある、この切株。

なぜか、すっぱりと縦切りされている。

この写真だとピンと来ないだろうが、私がこの切株の下の段に立つと、上の段はほとんど肩に近い位置。つまり、段差は120~130センチあると思われる。

なんで、こんな伐り方をしたんだろうね。柾目の板を取りたかったのか。たしかに、これほどの巨木になると、切株からも材が採れるかもしれないが……。

いっそ、この切株そのままをチェンソーカービングをすると面白いのではないか。まさにスタンプ・カービングだが、この太さなら、相当な作品になるだろう。

 

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コメント

ここは好きなとこでした
まーしゃーないですねー

ってか数年前から切ってたよーな気がします

少しずつ伐り続け、とうとう昨年全部……といったところでしょうか。森の中の祠は、今や切株の間(^^;)。

こんにちは、この切株の伐採目的を教えてください。お願いいたします。

だから~、謎だと書いているじゃないですか(泣)。。。
なんでこんな形にしたのか、私が問いかけているのです。

ごめんなさい。よく見ると、丸太の価値は上段での切断が良く、下段の板の価値は左部に多く、右部は山の掘削経費を要し採算が取れないと思われます。

はじめてコメントさせて頂きます。

この株、なにか取りたいものがあったのかもしれませんが、受け口の跡が見えるところからすると、他の木を倒す際に、この株にまともに当たると傷つくため、切り取ったのではないかと思います。

太い木は自重があるので、倒す方向の切り株を面取りしたり、切り取ったりする方法はよくやりますよ。

情報によると、伐採後に誰かが切り取ったものらしいです。おそらく彫刻に使うなどの用途らしい、と。
これほどの良材部分が山に残されていたら有功利用したくなります。

ただ所有者が認めているのかどうかはわかりません。

交渉次第で切って持ってかえるってこと可能かも?ってことですよね
んー中華チェーンソー買ってみるかな?(笑)

あ、田中さんどうもです。
登場がおそスギました。

吉野では比較的普通に見られる光景ですよね。
もちろん後から切り取っていて、木工なんかに使うみたいです。
こういう部分は繊維がまっすぐに通ってなくて、面白い杢やツヤが出るんですよね、杉でも。
もちろんカービングの材料としても面白いんですよ。

こんな材料、使わないともったいないですもん。

おや、吉野では珍しくないんですか。さすがに有効利用に長けていますね。杢が出るというのはなるほどですねえ。

でき杉さんも、久々にスタンプ・カービング(切株彫刻)をやってみたら(^o^)。あの黒滝村の赤滝のスタンプ・カービング群を思い出します。

そういや、今度土倉翁の磨崖碑の清掃するそうですが、ロープワークに長けた人求められていますよ。ツリークライミングからロッククライミングに広げるのもいかが。

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