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2014/04/08

長野県が「森のようちえん」認定制度をつくる?

森林セラピー基地の実態を書いたばかりだが、おそらく認定制度というのは行政にとってオイシイ面があるのだろう。基地を認定し、指導者?としての森林セラピスト(と森林セラピーガイド)を養成し……。

何と言っても、認定制度は、行政にとって自らの権限を増やせる。さらに、うまくやればビジネスになる。

ほかにも木育とか産地認証とか、いろいろ登場している。

私は、次の認定制度は「森のようちえん」に向けられるのではないか、と一部で語っていた。どんどん増えているし、中身はバラツキがあるし、これはツケコム隙があるぞ、と(笑)。

そうしたら、こんなニュースが。

「森のようちえん」県応援 来年度に認定制度構築

 自然環境をフィールドに活動し、子どもの成長を促す「森のようちえん」と呼ばれる体験型自然保育(幼児教育)を、“信州の子育て資源”として県が応援とアピールに乗り出す。県内は全国最多の17団体が活動するが、地域でも認知度が低いのが実情。教育の質を保証し認知度を高めるため、来年度、県独自の認定制度を構築し、併せて、「森のようちえん」の要素を詰め込んだ体験型自然保育プログラムも組み立て、既存保育園・幼稚園で活用できるようにする。

(略)

来年度は、幼児教育の専門家や関係者で検討組織を立ち上げ、10月までに認定制度を構築。年内に8カ所程度認定する。認定基準は、スタッフの資格要件や、安全確保、子どもの主体性を尊重し知的好奇心を育む教育プログラムの有無などソフト面で設定する考えで、基準を満たした団体は「信州型自然保育団体(仮称)」として県の“お墨付き”を与える。

長野日報 http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=30508

ううむ。来たな、という感じ(笑)。

これは、従来の幼稚園・保育園および幼稚園教師や保育士の資格にかぶせるのだろうか。それとも別に設けるのだろうか。

未就学児に自然体験を教えるには、それなりのノウハウと知識が必要になるのは間違いない。また「森のようちえん」の手法や理念も知っておいてもらいたい。
が、それをオカミが制定して「制度」にしてしまうと……。

このところ幾度か記してきた、「制度を作るのか、人材を育成するのか」という論議にも通じるのだけど、仏つくって魂入れず、の状態にならないことを期待する。

まだ自治体がやるうちは、そこそこ自由度があるのだけど、きっとそのうち、国が乗り出してくるよ。全国統一的な基準をつくって、「森のようちえん」認定制度が生まれ、審査認証を担当する外郭団体ができて、森のようちえんマイスターみたいな資格も設けて……。

でも、数年経つと、ようやく認定を取った「ようちえん」も、活用を止めて休眠するし、資格を取った人は使うための「ようちえん」がないから首長に陳情して新たに作らせて……あれ? なんか似た話をどこかで聞いたような(自分が書いたんだけど)。

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