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2014/04/24

伐採木を薪にする風景

生駒山にある大阪府立公園「むろいけ園地」。

こんな告知が張ってあった。

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この園地では、カシノナガキクイムシ対策もあって、主にコナラの伐採を進めている。

生駒山は基本コナラ林だから、これは強度間伐であり、また小面積皆伐に近い。これによって落葉樹林主体の里山を再生しようという計画だ。

ただ伐採するだけではない。伐った木を薪にして販売する。多少とも利益を上げることで、運営資金の足しにしようという心づもりだ。

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実は、この計画には、私も関わっていた。

府立公園の指定管理者になっていた大阪みどり公社の委員会に入って、公園の今後の姿を決める審議を行っていたのだ。

そして、コナラの大規模な伐採を含めて、その経費の一部を稼ぎだすための薪販売などの立案に参加していた。 その第1弾として、むろいけ園地で実行されたのである。

伐採は森林組合が請け負ったはずだが、薪にするのは日本森林ボランティア協会などのメンバーが協力したとか。

その会議の席上では、公園内で大々的に伐採したら、苦情というか「自然破壊!」という声が出かねないよ、しっかり告知してその意義を伝えねば……という意見を出していたのだが、ちゃんとやっていたのだねえ。 そのおかげかどうか、苦情も来ていないようだし。 

この園地の森を散策する人は多いが、意外と理解があるというか、伐採する意義を知っているらしい。

いやあ、感慨深い……と喜んでばかりはいられないのは、この第1弾の後が続かないからである。ほかにも園地はいくつもあるし、どこでも大きく育ったコナラがカシナガ被害が出ている。だから順次実施する予定だったのだが、肝心の予算が付かなくなったのである。大阪府の予算削減の煽りを食ったのだ。結果的に、むろいけ園地が唯一無二の実行例となったのである。

ああ、何年も会議を開いて話し合ったのになあ。。。

しかし、タナカ山林で進めている小面積皆伐の先駆けと言えなくもない。私のところにも、伐採木を薪として欲しいという要望は何件か来ている。また丸太をイスにしたいから欲しい、とも言われた。

皆伐も、その木の利用も、理解を得て進めることは可能だという例になれば幸いだ。

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コメント

おひさしぶりです。
そろそろラッキーガーデン参りをしようかと検討中です。
今年のお盆休みあたり、ご予定いかがでしょうか?

(記事に全く関係なくてすみません!!)

そんな先だと、タケノコカレーは残っていないなあ……(⌒ー⌒)。

私の予定は、先着順ですので、早めに予約していただければ……(この先はメールでしましょう)。

了解です。
めーるしますねー。

田中 淳夫さんの、下記のブログ記事を読みました、感動しました。
私の住む地域でも、竹林の拡大には、本当に困っています。
ヤフーの電子版記事から。 タイトル名、竹林を資源に! 竹の集荷システムを、三方一両得で
作ろう。

そこでこういう事をやれば、竹林を縮小出来て日本の輸出も増えると思います、誰かに教えてあげてください。
米国科学雑誌、WIRED(ワイアード)の、日本語電子版記事から。

 タイトル名、電力不要で低コスト、大気中の水を集める大型給水塔が、

果たす役割。

 空気中の水蒸気を集める、「WarkaWater」は、世界をより

よい方向へ導く。高さ約9メートル、電力不要のこの給水塔は、1日に

25ガロン(約95リットル)以上の飲用水を、作る事が出来る。

 世界では、実に7億6800万もの人に、安全な飲み水が行き渡って

いない。また、水が原因となる病気で死亡する5歳以下の子供は、

毎日1400人もいる。


 こうした状況を「ローテク」で変え様とするのが、デザイナーのアル

トゥロ・ヴィットリだ。ヴィットリは、空気中の水蒸気を、電気などを

使わずに自然に集める、高さ約9mの給水塔を考案した。この給水塔

「WarkaWater」は、1日に25ガロン(約95リットル)以

上の飲用水を作る。

 この給水塔は、二つの部分から構成される。まずはイグサ(もしくは

竹)を編んだ格子風の外骨格があり、その内側に、オレンジを入れる様

なブラスティック製の網が入っている。ナイロンとポリプロピレンの繊

維でできたこの網で、大気中の水分を捉える。

網についた露の水滴は繊維を伝い、給水塔の土台部分にあるボウルに集まる。水不足といえば、井戸を掘る事を考えるかもしれないが、岩盤で出来たエチオピアの台地に深さ450mもの穴を開けるには、余りにもコストがかかる。

さらに、例え井戸を掘れたとしても、水を汲み上げるポンプを維持するには信頼できる電源を確保しなければならない。WarkaWaterの場合、
給水塔の製作費用は、1基あたりおよそ550ドルで、4人で作業すれば1週間以内で完成させる事が可能。しかも、材料は現地で調達可能だ。

 水不足解消の、建設的な技術提案です。1回タイトル名で、インターネット検索して下さい。

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