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森と林業の本

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2014/06/27

逃亡者、もしくは特務工作員

近頃、気が滅入ることが多くて、意気上がらない。

精神的にぐったりしている。ブログを書いたら仕事が終わったような気になる。……コメントに返事付けるのも億劫かも。。。
 
ちょっと気分転換に、森歩きすることにした。
 
例によって、ブッシュをかき分けて進む。尾根に上がると、わずかな道が。測量杭がそこかしこにある。荒れてはいるが、道筋はしっかりしているので、そこをたどることにした。
 
グイグイ登ると、汗が噴き出るし、息が苦しい。だが、おかげで頭の中が空っぽになって何も考えずに済むのが心地よい。それに木々の緑に囲まれていると、やはり癒される。
 
……だが、気になるのは、上空だ。ヘリコプターが飛んでいるのだ。
 
単にウルサイ、ということもあるが、ぐるぐる自分のいる地点の上を旋回しているような動きをするのがうっとうしい。まさか、私を探しているのではあるまいな?
 
上空にエンジン音がすると、思わず木陰に隠れる。気分はもはや「逃亡者」。私は追跡されているのだ。ヘリコプターに見つかると、銃撃されるかもしれん。。。(妄想)
 
いかん。じっとしていたら囲まれるぞ。あわてて、森の中を上空から見えないように移動する。なんとか非常線を突破するのだ。。(妄想強まる)
 
あ、広い道に出てしまった。すぐに次のブッシュに飛び込む。この谷を進んでから右に折れよう。すると、あの谷底に下りられるから、そこから次の尾根に登るのだ。。。。゛

 
ふふふ。この裏山は隅々まで知っているのだよ。私以上に詳しい者はいるまい。そんな簡単に捕まってたまるか。(妄想、非常に強まる)
 
短時間に道なき道をどんどん移動。新たな踏み分け道も発見して、それをたどって北から西へ。アスファルトの上は10メートルと歩かないのがルールだ。
 
ほれ、だんだんヘリコプターも見当違いのところを飛び始めた。うまく撒いてやった。ヘリなど怖くない。早く安全圏に脱出するのだ。この谷を越えれば自由への扉が開かれるのだ。(妄想、かなりヤバイ)
 
とうとう大阪側に入ってしまった。鉄塔を伝うように進む。ところが泥沼に突っ込んでしまった。しまった、罠か。なんの、すぐに脱出してみせるぞ。えいっ、飛び石づたいに乾燥した地面まで走った。靴もズボンもどろどろで、昨夜の雨で濡れた草木から露を吸ってしまった。
 
しかし、先を急ごう。だんだん方向が怪しくなってきた。一体どこに向かっているのか。脱出できるのか?
 
 
いきなり、舗装路に出た。しかし、落葉が積もっている。まったく人気はない。どうやら塞がれた道らしい。これはどこに出るのだ。
 
遠くから、重いエンジン音が響く。キャタピラを踏みしめる音。重機、いや戦車か自走砲かもしれん。 (妄想、暴走中)
 
用心しいしい道をたどるが、舗装されていても草が生い茂っているし、回りは森で何も見えない。下りを進むと、スパッと道は途絶えていた。
あわてて、反対方向に進む。こちらもアップダウンが続く。に最近人が通った気配もない。それなのに、戦車もとい重機の音が。見つかるとヤバイぞ。
 
おっと、また道は唐突に終わっていた。どうする?
このままだとエンジン音の正体がつかめない。敵の正体と動きを探る任務をまっとうするのだ。(妄想、もう止まりません)
 
またもやブッシュをかき分けて進む。逃亡者から特務工作員に変身だ。何、森の中の行軍はお手のものさ。特務工作には欠かせないのだ。敵のアジトを突き止めるぞ。
小高い丘に登った。その向こうから音は聴こえる。見てろ、正体を暴いてやる。(妄想、行き着くところまで行くか)
 
010

見えた! これがエンジン音の正体だ。
 
なんということだ。生駒山の森の中に、こんな広い土地が切り開かれているとは。秘密基地を建設するのだろうか。
 いや、侵略の橋頭堡を築いているのだ。

 
さあ、どうする? このままだと地球は危ない。(危ないのは妄想です)
 
よし、ここで逃げるわけには行かない。
一気に造成現場に飛び出して敵中突破だ。
……とととと、よし、逃げきったぞ。
 
あとは早く、味方にこの極秘情報を伝えることだ。
 
さあ、この道はどこへ通じている?
 
あ、前方に見えるのは……。
013

 
これこそ敵の秘密基地だ。
 
ここにお姫様は監禁されているのか?
(妄想、完全にキレています)
 
 
どこから潜入して、お姫様を助け出すか。そもそも、近づけるだろうか?
しばし、苦吟した結果、お姫様には当分監禁されておいてもらい、私が早く帰ることを優先することに。
 
走る走る。
誰が、何が現れようとも、突破するのだ。
  

あっ。
 
墓地に出た……。地平線まで広がっているような巨大墓地。。。
これこそ秘密基地の正体か。
 
気がつけば、森に入って1時間を超えた。カラータイマーが点滅するぞ。私は2時間を越えて森の中には居られないのだ。(妄想、方向転換しました)
 
……なんとか帰り着きました。山越えの途中、オシゴトの電話が入って、妄想途切れてしまいました(~_~;)。
 
 
ともあれ、身体を動かしてもやもやしていた気持ちを整理しました。明日から、またオシゴトに励みましょう。
 

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コメント

病み具合が、とても すてきです。
いや、ほんとに。

病み具合……病めるときも健やかなるときも、妄想はしております。アーメン。(やっぱりヘンか?)

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