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2014/08/07

木材自給率30%越え?

東北・岩手から帰った。
 
暑かった。恐れていた豪雨もなく、かんかん照り。秋田や北東北は雨が多いらしいが、岩手南部は今期最高気温を記録する始末。
 
「私は晴れ男なんです」と自慢したら、地元の人に「雨男に来てほしかった。ずっと降っていないから雨がほしいんだよ」と言われた(°o °;)。
 
しかし、昔から「日照りに飢饉なし」ともいう。雨が降らないと嘆いても、米の収穫はそこそこあるものなのだ。植物はギリギリの水でも稔る。むしろ大雨で田畑が水没したり流された時に飢饉となる。
 
今年の岩手は、よく稲が育っていた。北上川の流域は、広大な水田が広がる。
 
2_3
  
いつもより稲穂が立つのが早いそうだ。8月初旬ですでに稔り始めている。
 
 
このまま行けば豊作だろう。今年は冷夏予想もあって米不足が心配されていたが、とうやら杞憂に終わりそうだ。もちろん、油断大敵、今後の気象に要注意だが。

  
ともあれ、2日間、思いっきり駆け足で動き回り、ほとんど野外にいた気がする。
 
これで夏休みはオシマイ。身体が疲れて動かない。これからは身体を労って当分仕事はしないつもりだ。
 
 
   
   
 
 
ところで、正式の発表ではないが、今年の木材自給率を林野庁が試算したところ、30%台の大台に乗る様子だそう。
 
木材の総供給量は7218万4000立方メートル。一方で国産材の供給量は2218万7000立方メートルになる予定なのだ。すると自給率は2,1ポイントも増加して、30,7%になると見込まれる。
総供給量(ほぼ消費量)は前年に比べ2,3%減少するが、国産材の割合は5,1%増加しそうなのである。
しかも、ここには木質バイオマス発電の燃料分約30万立方メートルが含まれていないそうだ。これをどのように自給率に算定するのかわからないが、丸ごと含めれたら、数%は高まるだろう。バイオマス用の輸入木材はわずかだから。
 
この調子で行けば、目標としている2020年の自給率50%達成も夢ではない。
 
……と言っても、あんまり喜べないなあ。結局、数字合わせに過ぎないではないか。
 
そもそも自給率とはなんだ? 本来なら、国内資源の有効活用で地域経済の活性化とか外国の資源への依存軽減につながる指標のはずなんだが、喜んでいる林家はどこにいるのだろうか。
またバイオマス発電所が計画通りに稼働すれば、森林資源を荒らして山村社会を壊しかねない。
 
米の自給率100%を謳いながら、農家の減少に歯止めがかからず、食料自給率も下げている農業の実情と重なるのである。

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コメント

50%という数字のために、原木価格が安い発電用やCLT用として量を増やしていくという政府の考えでは、価格が安い方に引っ張られ、やがて労働者不足という名のもと、研修生という名の外国人林業従事者が増えていく・・・
とならないよう山側が頑張らないと。

結局、目的と手段の取り違えをここでも起こしているんですね。木材自給率50%とは、林業と山村地域の振興の指標に過ぎなかったのに、目的と化している。
以前「林業栄えて山村滅ぶ」と言っていましたが、もはや「林業も山村も滅ぶ」ことになりかねないバイオマス発電です。そして山村が労働力を供給できなくなったら、外国人……でしょうか。

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