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2014/08/24

「サキどり↑」の林業特集

今朝のNHKでは、林業特集。




たまたま気づいて見ることができた。ようするに、最近日本の林業は再生の兆しがあるんじゃありません? という趣旨の番組。
 
取り上げるのは、九州からの(主に韓国への)木材輸出。そして自伐林業。
 
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木材輸出は、消費者の要望を聞いて(マーケットイン)、プレカットして、しっかり乾燥させて……という話。取り上げたのは、宮崎の吉田産業。
 
単にプレカットだけでなく、集成材もつくっている。

難しい乾燥に尽力している様子を説明していた。番組中ではスギの集成材も製造していると紹介していた。  
  
  
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こちらは、自伐のための研修風景。
 
高知の土佐の森救援隊のほか、宮城(だったけな)、全国各地に広がっている様子を。

ちょっと気になったのは、自伐を始めたという21歳の若者の伐り方が、ちょっと危なっかしいこと。防護チャップスも付けていないし、あの服装でいいのか? それに自伐だからと言って、一人で山に入って怪我でもしたら……。

   
 
それはともかく、実は私もこの番組の企画に多少関わっていたのだよ。結構時間を割いたし、出演話もあった。
 
ただ、私の評価は「それぞれの事例は頑張っているが、それだけで林業再生と言えるかどうか……」と辛口だったためか? 出演はなくなった(笑)。結局、ただ働きじゃ。
 
国産材の輸出量は地道に伸びているし、自伐林業も新たなトレンドとなりつつある。ただ、それらを特効薬に見立ててもダメですよ……という話をしたのである。
 
木材輸出は10年以上前に中国に挑戦してイタイ目に遇っているし、韓国のキャパは小さい。スギの集成材は赤字気味だし、自伐林業も事故が起こらないことを願う。
 
まあ、その点は担当ディレクターも取材を通してわかってきたみたいだが、番組としては成功例を取り上げないと話にならなかったのだろう。
 
内容には不満もあるが、こうした番組がつくられるということは林業に期待が集まっているということかね。その期待が崩れたとき、一気に冷めないか心配。二の矢三の矢(成功実例)を放たないと。
 

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コメント

自伐をはじめた若者のチェンソー捌きは、非常に危険ですね。切断面が良く見えませんが、どちらに倒そうとしているのか・・撮影された方のポジションも非常に怖いですね、すぐ近くの隣接木の陰からでしょうか・・ウッドジョブで基本を学びましょう。

見ました? あれは、ちょっと……。
撮影者は、これが危険だと認識していないから撮って、そのまま採用したんでしょうが。

NHKは見ておりませんが、TVが危険察知能力が低いのはもう、
仕方がないですね(^^;)
 だって、林業教える側ですら、危険察知能力が低下してますから・・

 *東栄の田口高実習死亡事故
http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/2012/121117t/12111705.html

この事故は酷いな……林業科の教師が3人ついていて、見学者を規制もしない、伐採はミスする……そもそも生徒に直径60センチの木を伐らすなんて。(いや、私も伐らせていただいたことはあるんですが、難しいです。)

自伐林業のネックは、やはり技術ですね。安全だけでなく、木材価格も伐り方で大きく変わりますから。

 正直、この事件、他の新聞で事故直後の写真を見て、その
あまりに酷い「危機意識のなさ」にびっくりしました。
生徒の実習お披露目なのに、規制線なども何もなかったのには、正直
開いた口がふさがらなかった。

 自分も伐採などしたことありますが、その初期、教わっている時には
ヘルメットも被るし、見学者も被っていた。また、木の高さの範囲内には
入らないなど、常識的なことも勿論・・・・

 でも、この事故、その後の報道がほとんどなく、教師の処分などは
謎・・・・

 新聞各社にも「喝」と言いたい。ちゃんと報道をしないと、また
同じような事故、事件が起きるのにな~
 正直、最近和解した、大垣市の「枝落下死亡事故」(女子児童が死亡)
より、社会は田口高校の教師の杜撰さなどを知るべきだと思う
のだが・・・・
(大垣市のケースは林内で体験学習中、ヘルメット被らせなかったので
死亡事故に。そして、施設責任者は当然処分)
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20140826k0000m040078000c.html
(そうそう、田口の事故のすぐ後だったな~この枝落下事故)

 林業教育機関の「杜撰な危機管理」が原因で人一人が死亡したのに、
業界がその意味を理解し、反省し、こうした事故が起こらないように
する意志があるのかと、疑いたくなる事件です。

林業関連事故データベースを整備したらどうでしょうか?
森づくり安全データベース(試行版)はただのリンク集であって、検索やキーワードと事故事例のひも付けなどが出来ていない
これらの機能を備えたデータベースを整備することで、誰かに都合が悪くても真実を蓄積し研究して予防に生かすのが、事故に遭われた方への誠意ではないでしょうか

データベースもいいけど、いくら安全を唱えても、結局、現場の人がやる気あるか、という問題に行き着きますからね……。

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