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2014/08/08

森林セラピー基地の意外な“効用”

明日から、いや今夜から夏休み入りしている人も多いかと思う。明日から長い終末……おっとっと、週末の始まりである。

 
そこで登山やキャンプを楽しんだり、森林リゾートに出かけて、ゆったりと森の息吹を感じようと思っている人もいるかもしれないが、台風である(~_~;)。
九州、四国に続いて、中国、近畿圏も暴風雨入りしかけている(奈良は、今ちょうど大雨が降り出した)。もう、どこにも出かけられん。
 
さて、そんな時だからこそ、皆さん期待?の森林セラピーの裏事情を。(なんだ、そりゃ。)
 
これは、某森林セラピー基地があるマチの人から教えてもらった裏話。
 
そのマチでは、首長が森林セラピーに熱心で、結構カリスマ的な評判で先導しているそうだ。
そして、移住者も多い中、森林セラピーガイド(森林セラピスト)も多く養成している。外向けには、それがよいイメージをもたらして、いよいよ「あのマチは、頑張っているなあ」と地域づくりの見本のように語られる……。
 
おかげで、森林セラピー関係には、結構な人数が関わっている。ガイドが数十人いたら、家族を含めて100人を越すだろうし、そのほか観光関係業者も森林セラピーを無視できなくなる。つまり森林セラピー基地の看板にぶら下がる人々がいるということだ。 
 
それは、何を意味するのか。
 
選挙の票田になるのである。
小さなマチの場合、数百票の基礎票を持つことの意味は大きい。仮に5000人程度の人口の自治体なら、首長選挙では、1000票程度で勝敗が決まる。そこに数百の票田ができたら、心強いだろう。
 
首長の選挙戦で、彼らは後援者の一角を占めるのだ。彼らにとっても、現在の首長を失えば、森林セラピー基地の縮小が避けられないから、必死で応援することになる。
 
 
そういや、首長の選挙時に立候補者に「森林セラピー基地をつくってくれ」と陳情する人の話も聞いているが、それは票田になりますよ、という裏の意味があったのか!(ホント?)
 
 
それでも、森林セラピーが地域づくりに本当に効果があるのならよい。
 
その点について、私は「経済的にはない」と断言しよう。イベント開いても持ち出しが多いし、セラピー目当ての集客力も小さい。そしてわずかな客の落とす金銭はしれている。
 
実際、森林セラピー基地の認定を取ってから、そのことに気づいて、あまり年月のたたないうちに“店じまい”をする地域は少なくない。
 
しかし、赤字でもよい。自分の 票田になるのなら。
 
穿ちすぎ? まあ、一面的な情報だが、そんな側面もあるのは事実だろう。
 
……こうして森林セラピーに対する夢を壊していくのであった(笑)。
 
5
 
森林セラピー推進者へ1票! 
 
と言っている(と思う)。

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