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森と林業の本

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2014/10/15

1300年前の切り株

ちょっとメモ程度に。

 
奈良の都・平城京の発掘現場より、巨大な切り株が見つかっている。
正確には、奈良文化財研究所の建物建替え工事現場で見つかったのだが、地表約4メートル下から、25個以上掘り出された。なかには直径が60~70センチル級のものだという。しかも斧とみられる工具の痕跡が残り、人為的に切り倒されたことがわかる。樹種はわからないが、広葉樹らしい。
どうやら秋篠川の流路を付け替え工事を行い、その川筋を埋め立てるために切り株を使ったらしい。しかし、これだけの巨木だから、使えるところは宮殿などの建築に使い、使えない端材? あるいは質が悪い部分を埋めてしまったのか。
 
しかし広葉樹材だとしたら、宮殿のどこの部分に使ったか。……復元された大極殿でも、ケヤキは使っていたが。
 
 
1


奈良文化財研究所提供。

今は、公開していないとかで、見に行けなかった(;_;)。
 
 
ま、切り株が1300年間腐らなかった点に注目するか、切り株を埋め草に使う土木技術に注目するか……。そういや、山の作業道づくりでも、切り株を埋めていいのか悪いのか、論争があったっけ。また別の場所からは、樹木の枝を敷きつめる「敷き葉工法」の跡も見つかっている。
 
2

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コメント

昨日田舎の本屋を2軒回りましたが、新書は置いてませんでした。売り切れてたのかもしれませんね。
本は諦めます。

というのは嘘で、都会の本屋に行ったらまた探してみます。

ヒィ。

昨日から並びだしたのは首都圏の書店で、全国的にはこれからのようです。今しばらくお待ちください!

今日行ったら田舎の本屋でも1冊だけありました。さっそく買ってきましたよ。

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