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森と林業の本

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2014/10/06

倒木にもカシナガ

春に皆伐したタナカ山林。その中には、コナラの大木もたくさんあったのだが、ほとんど倒して寝かしている。

 
11月になったら、薪ストーブ用にほしいから取りに行くと言われているので、それまで乾燥が進めばいいと思っていた。

  

004_2   

こんな具合に倒してある。大木すぎて、根元はチェンソーのバーも届かない。しかも枝が電話線に巻き込んでいて、特殊伐採で枝を落とした上で、無理やり山側に倒したイワク付きのコナラである。
   
ところが、久しぶりに見ると……。



しかし、なんだか幹に点々とあるのはなんだ?
   
  
001
ん? この幹から木粉を噴き出しているのは……。
 
やっぱり、ナラ枯れと同じ症状だ。
 
つまり、カシノナガキクイムシが侵入したのだろう。
 
もう枯れているのに……。
 
倒してもカシナガが入って繁殖することは知っていた。しかし、切り倒して乾燥している最中に入られるとなあ。これ、中で幼虫が増えているのだろうか。そして、いつか幹から羽化するのだろう。たしか春先から飛び立つはずだが。。
 
いかん。ナラ枯れ被害を拡大するのに手を貸すことになる。
もっとも、ちゃんと薪にされて燃やしてしまえばカシナガも絶滅するはずだ。まずは、この木を刻んで薪にしてしまうか?
 
それにしても、生駒山のナラ枯れは急速に広がっている。とくに今夏だ。
 
ちゃんと観察する必要があるかも。
 

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