『森と日本人の1500年』のの冒頭は、
“秘密の集落”があった。……と始まる。
何が秘密かって、まあ、それは読んでいただきたい(^^;)が、先日、その集落の近くに行ったので、久しぶりに寄り道してみた。もう何年も足を運んでいない。
だが、私が行かなくなってからは、さほど大きな変化はなかったようだ。かつては、この季節もっとも美しい景観が広がっていたのだが、今は見映えしない、「普通の」田舎集落になった、という印象である。
ただ、田畑の周りに以前の記憶になかった高い柵が築かれている。鉄柵であったり網だったり。その高さからはイノシシだけでなくシカ害やサル害対策だろう。
その点からは、景観としてより不細工になった気がするが……。
その集落にある神社に寄ってみた。神社としては小さいのだが、境内にやたら立派なスギの大木が林立しているのである。
ちなみに祭神は石。
この巨木を見るつもりだったが、何本か倒れたのか切り株がある。
大きなものは、長径1メートルを越す。
これは小さな切り株。芯が朽ちて、そこからスギの稚樹が生えている。
こちらは大きな切り株。こちらもわさわさと稚樹が。
まるで、切り株更新の見本のよう。
ま、これを見られたから、当分“秘密の集落”のままでいてもらおう。
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伐採される前のイチョウの木の写真はないのですか?本を読んだものにしか理解できない質問ですが・・お堂の脇の・・
投稿: とも | 2014/10/22 14:50
写真はあるのですが……(笑)。
オマケしておきます。
投稿: 田中淳夫 | 2014/10/22 23:05