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2014/10/20

なか卯の割り箸

久しぶりに、移動中に「なか卯」で食事した。

 
食べたのは、ウドンでも牛丼でもなく、親子丼……そんなことはどうでもよく、そこで見かけて驚いたのは、樹脂箸と並んで割り箸が備えてあったことだ。
 
Photo 割り箸は、封印されていて爪楊枝付き。
 
これは、珍しい。以前は、なか卯と言えば、樹脂箸だったのだ。私は、基本的には樹脂箸しかない店では「割り箸ありませんか」と声をかけるようにしているが、こうしたファーストフードの巨大チェーン店ではむなしいので諦めていた。
 
しかし、備えつけてあるではないか。これは、この店だけなのか、あるいはなか卯全体に普及しているのか。
 
なお備えてあるのは、どうみても中国製の割り箸だが、この際、そこまで文句は言わない。もはや国産であろうと中国産であろうと、割り箸自体を増やさなければ割り箸文化を守れない時代だ。
 
もちろん、私は割り箸を使う。店内を見回すと、割り箸と樹脂箸の使っている割合は半々ぐらいか。世間的には割り箸と樹脂箸が並んでいても、樹脂箸を取るほど樹脂箸に違和感が亡くなっているのだろうか。
 
しかし、以前はなかった割り箸を置いてあるのだ。じわりと外食業界に割り箸への揺れもどしがおきているのではないか。なんだか親近感(^o^)。滅多にファーストフードで食事などしない私だが、今後なか卯は注目しよう。 
 
 
ところで、箸の隣にあるのが、アンケート用紙。
 
そこで書きましたよ。「久しぶりに来たら、割り箸があって嬉しかった。やはり食べる時は割り箸でしょう!」といった内容。割り箸を置いてあることを褒めて伸ばす(^o^)。
 
皆さん、もし樹脂箸を使っているお店でアンケートや意見を書く用紙があったら、割り箸を要望しあったら褒めましょう。そんな地道な声が、お店を変えるのです。
 

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コメント

割り箸を敬遠する人は多分、「使い捨て」というところに罪悪感を感じてしまうからでしょうか。
私もその一人で、ついスーパーで弁当を買ったとき割り箸サービスを断ってしまうんです。無駄なレジ袋を断るのと同じ感覚になっていますね。
木は燃料になるから、これは「捨てる」行為には当たらず、「燃料補給」してるのだ、という感覚になれるようなリサイクル方法があればいいですね。
その感覚が身につけば、割り箸は「木育」を広げる身近な触媒となりえるのではないでしょうか。


すいません、また二度送ってしまいました。申し訳ありません。どうか、変な読者だと思わないでください。

割り箸は「もったいない」と感じるのに、未利用材をそのまま燃やすバイオマス発電(エネルギー効率は2割!)をもったいないと感じない不思議な感性……。

割り箸は、まず割り箸として使い、その後ゴミ焼却の燃料になるからリサイクルしているんですよ。

確かに。認識不足でした。

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