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森と林業の本

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2014/10/13

噴火口と石刻画と平和賞

ただいま、近畿を台風19号が通過中。

 
しかし、生駒はたいしたことありません。雨は少々降っているものの、風がたいしたことなく、家の雨戸全部締め切って構えて待っている身には、少々物足りなく……。これも、神の山・生駒山の懐に抱かれているおかげでしょうか。。。
 
とはいえ、こんな日に原稿書く気にはなりません(^0^)。森や林業なんぞについて思索するのもつまらないでしょう。
  
 
そんでもって、古いアルバムなどを開いてみる。古い写真のデジタル化を少しずつ進める計画が(私の心の中に)あるのだが、少し手をつけようというと思ったのだ。
 
本当は、資料的価値のある森林や林業系の写真を優先するつもりだったが、龍谷ミュージアムに大谷探検隊の特別展を見に行った影響ではないが、ついソロモン諸島探検の時代を振り返る。
 
せっかくだから、当時の写真の一部を披露しよう。
 
 
思えば、ソロモン諸島は火山ばかりなのだった。なかでも、私が訪れた小島シンボ島は、丸ごと火山島。
 
そして探検隊としての私たちのミッションは、噴火口から地の底へと下ることだった。
 
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シンボ島の聖なる山・パツキオの山頂に口を開けた噴火口である。
 
直径は60メートルくらいか。深さもそれぐらい?三方を絶壁&オーバーハングした火口だが、残る一か所から潜入。その底に開いた穴より地球の中心を目指す……。
 
そんなジュール・ベルヌばりの旅をめざしたのだった。
 
 
地の底は、人食いコウモリの群と、光り輝く結晶に包まれたホールがあった。しかし、サウナのような暑さと鼻の曲がる臭いに満ちていた。気が狂いそうな世界。
 
  
1

一方で、こちらは本気で噴火しかかっている山。ざっと長径1キロのングスナ・クレーター
 
周りは緑のジャングルだが、この一角には、硫黄の臭いが立ち込め、蒸気を噴出している。
 
火口に落ちた木々は、炭になっていた。そんな底に降りて、走り回っていたのである。
 
 
御嶽山の噴火を思い出す。今考えれば、この時に噴火したら助かる余地ゼロであった。有毒ガスにやられて倒れる可能性もあったのだが……。
 

こんな謎のタプライの石刻画の調査も行った。
 
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何を意味するのだろうか。
 
どうも、火山の噴火で舟に乗って逃げ出す人々の様子が描かれているように思う。゛
 
下の方にはヘビもいるし。何か妖怪もいる。
 
島の歴史が刻まれているようなのだ。
 
調査と言っても、何も解明していないのだが。
 
  
  
とはいえ、探検調査ばかりをしていたわけではない。
 
村の学校に訪問したこともある。授業参観である。
 
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この教室は、まだマシな方で、机や椅子がなく、地べたに教科書広げて学ぶクラスもあった。
 
義務教育ではないが、授業料は必要なく、島の人々は教育には熱心だった。
 
そこで、持参した文房具を寄付してきた。
  
  
ノーベル平和賞を授賞したマララさんの演説を思い出す。
 
「一人の子供、一人の教師、一冊の本、一本のペンが世の中を変える」と教育の重要性を訴えた彼女の勇気と見識に拍手である。
  
  
最後に、ソロモン・ビューティーも紹介しておこう。
 
2
 

気が強くてお転婆で、でも可愛い娘だった(^o^)。

  
 
 
※ソロモン探検については、「ナンバワン、ソロモン」を参照のこと。こちらに写真を張り付けるべきなんだけどね。

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