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森と林業の本

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2014/11/23

木の根元で共生

三重の山で見かけた樹木の根元。

 
9
 
木の根元の根張りの合間に落葉が溜まって、さらにコケが樹皮に生育している。それらが土壌の役割を果たしたのか、何種類もの草木が育っていた。
 
こーゆーのを自然界の共生というのかもしれない。いやあ、「共生」の概念は難しくて、その定義も様々なんだけど(たとえば「寄生」と呼ばれる一方的な関係だって「共生」の一部のようだし、最近の研究では、生物の過半が何かに寄生しているというし……)、まあ、このように棲み分けしつつお互いが役に立っているような関係がほのぼの(~_~;)。
 
私も、たまにはこんなほのぼの写真を掲載するのだよ。
 
1
こちらは、先の樹木からほど近いところにあった木。
 
なかなか大きな樹洞が空いている。なんでも、ここにミツバチが大きな巣をつくっていたそう。
その蜂の巣は撤去された……というか、人間様がいただいたようである。
 
これは、あきらかに「寄生」だな(-_-)。
 

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コメント

岩波の生物学辞典では、共生や寄生が定義されています。

対象:AとB

状況:AとBがいっしょにいる時の有利・不利を、それぞれの単独状態と比較(例えば、「Aにとってマイナス」とは、単独時に比べてBといっしょにいることで不利になる、という意味。当然、有利でも不利でもないという結果もあり得る)

関係の定義:全部で7通りかな。いくつか例を挙げると、
片利寄生 =どちらか一方だけが有利で、他方は不利
競争    =双方が不利
双利共生 =双方が有利
共存    =双方が有利でも不利でもない

実際には、単独状態と比較するのが難しい場合もあり、その場合には有利・不利を推定する場合もありますが。

手元に無いので用語も含めて一部不正確かもしれません。詳しく知りたい方は、大きい図書館にはかなりの確率で置いてありますので、参照されてはいかがでしょうか。

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