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森と林業の本

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2014/11/17

春日大社に檜皮奉納

1日飛んだが、先日の春日大社の映画試写会。

 
その際に、式年造替用の檜皮を奉納した。
 
2  こんな感じ。1
 
1束1000円。これを納めると特別参拝(ようするに春日山の遥拝所まで入れてくれる)もできるというので釣られたのである。
 
檜皮葺きはそんなに珍しくないが、春日大社ほどになると、その量はバカにならない。何年もかけて葺き替えなくてはならないそうだ。こうして檜皮を束で積まれると生々しい(~_~;)。
この檜皮は、どこから調達したのだろうなあ。
 
ちなみに、こうしたものをもらえる。
Photo
 
 
 
ところで、春日大社の本殿も修復中なので、外観は足場の覆いに覆われていてちゃんと見えない。
むしろ観る価値があるのは、これだった。
 
5 本社大杉と呼ばれている。
樹齢は700年以上前の絵巻物に描かれていることから800年~1000年近いと推測されている。
  
が、私が気に入ったのは、実は大杉ではない。
 
その根元から左に伸びている幹に注目してほしい。これはスギではなく、イブキなのである。これまた太くて樹齢も高いだろうが、それが本殿横の建物に突き刺さって?いる。(この建物は待合のようなもの。)
 
実は、イブキが伸びる前に建てられたそうだ。しかし、どんどん伸びてくるイブキに困ったのだろう。本殿前だけに梢を切り落とすこともできず……。
結局、建物の屋根に穴を開けてイブキ様を伸ばして差し上げたのだそうだ。
 

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