変化(へんげ、もしくは、へんか)朝顔というのが、ある。
江戸時代に朝顔の育種が流行り、その中で、とても朝顔とはおもえないような不思議な花を咲かせる園芸種を生み出したものである。今も、細々ながら変化朝顔を楽しむ人はいる。朝顔という種の中に、これほど花を変化させる遺伝子が隠されていたことに驚くが……。
これって、変化椎茸とでも呼ぶのだろうか? と考えてしまった。
いや、自宅で採れたシイタケの中に、妙な形が混ざっていたのである。
これが傘の上から見たものだが……。
結構大きく、また肉厚。ただし、見た通り凸凹しており、きれいな円形に傘を広げる通常のシイタケとは少し違う。が、それだけなら珍しくない。
なんか、下方の傘の縁、切れ目が入っているように見えないか。水を吸って割れた?
いや、それがひっくり返して見ると、実にミョーな不思議な現象、はっきり言えば気持ち悪い状態だったのである。
これって……。
傘に切れ目? と思ったところは、実は別の傘?になっていた。ちゃんとヒダまである……。
いや、見ようによっては、小さなシイタケが列をなして傘を広げているようである。
両側に4列ずつ? つまり8つの小さなシイタケが、大きなシイタケの傘にくっついている……(これも寄生しているように見えるから気持ち悪い。)
これは遺伝子異常なのか、単に環境が生み出した奇形なのか、そもそも珍しいものなのか、実は自然界ではよく見られるものなのか。
私は、初めて見た。シイタケは自宅で栽培しているだけに、結構な数を目にしているつもりだったが、これまでに記憶にない。
これ、食べちゃっていいかなあ。気持ち悪いけど。と言っても保存は難しいな。干し椎茸にしたら、小さなヒダは消えてしまいそうだし。
一般にキノコというのは、菌類の子実体である。とくに傘のヒダは胞子を生み出し広げる器官なわけだが、この小さなヒダでも胞子を着けるのだろうか……。
キノコ分野は不得意なので誰か教えてほしい。
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