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2014/11/15

映画「うみやまあひだ」

春日大社で開かれた映画界に招待される。

 
うみやまあひだ」 ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~
 
この映画の監督は、写真家・宮沢正明氏。
神宮を10年間撮り続けて写真集も出しているが、今度はドキュメンタリー映画に挑戦。
 
というわけで、それを春日大社で上映するというのは面白いではないか。なにしろ来年は春日大社の第60次式年造替(しきねんぞうたい)なのである。
伊勢神宮は昨年が式年遷宮だったが、春日大社もほぼ同じことをやっていたことは、意外と知られていない。いや、私だって最近知った。ほとんど知られていないのではないか。しかし、
伊勢神宮に続く古さである。
 
 
映画については、こちらを参照のこと。
 
予告編もあるから、雰囲気がわかるだろう。
 
完成披露試写会は、4月になんとアメリカの日本大使館公邸とワシントンDCの国立公文書館で行ったという。さらに、6月に衆議院内、7月に林野庁内、環境省内でも勉強会として行っている。
画面には英語の字幕も入っているし、かなり外国への日本文化発信を意識しているのだろう。
一般公開予定は、2015年の早春。全国の劇場で行われる。
 
さて、実際に見てみた感想。
 
伊勢神宮の森について描かれていると想像していたが、実際に見てみると、伊勢神宮は意外と登場しない。全体の1割くらいではないか。むしろ多くの人のインタビューに合わせて全国の森が描かれる。一部は熱帯雨林の話も出る。
インタビューされるのは、木曽池田木材の池田聡寿氏や牡蠣猟師の畠山重篤氏、宮大工の小川三夫氏、建築家の隅研吾氏……そして宮脇昭氏や北野武氏も登場する。
 
それぞれが、それぞれの立場で森と日本人の関係、そしてその歴史や文化を語る。
それらにすべて共感したわけではなく、なかには異論も含むが、それも含めてこれは壮大な森と日本人論になっているのだ、と気づく。
 
そして、ああ、これは私の『森と日本人の1500年』と同じテーマだと気づいた。
 
私とは切り口も抱いた世界観も違う(人もいる)が、全体として同じ思いにたどり着いたのではないか、と思わせた。様々な切り口と思い入れで森を語ることに意味がある。あまり理屈や理論ではなく、感性で観ることをお勧めする。
 
 
そういや、拙著にも伊勢神宮の森と春日大社の森(奈良公園)を紹介している。両者とも日本の森を語るのに欠かせない存在なのだ。
ぜひ、映画に興味を持たれた方は、観る前に『森と日本人の1500年』を読まれることをお勧めする。きっと2倍面白くなること請け合い(^o^)。

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