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森と林業の本

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2014/12/20

ブックオフで本を買うということ

ツイッターで内澤旬子氏が
 
「読みました」「読みます」と言われればなんであれ大変嬉しいです。それは本当。しかし古本でとか図書館で借りてとか立ち読みでとか、耳に入ってしまえばガックリしてしまうくらいのショボい経営状況です。
 
とツイートしていて、思わずリツイートしてしまった……。ほかにも、いかに初版部数が落ちているかを嘆くツイートもあったと記憶する。そう、かつての半分以下になっているのである。しかし1冊の本を書く手間は変わらない。それは同じ手間で手取りがガクンと落ちることを意味する。
 
内澤氏は、私なんぞよりよほど売れっ子で、本もたくさん出してたくさん売れているように感じるのだが……。ノンフィクション系のライターは、みんな四苦八苦しているのだろう。
 
拙著も古本屋で買われると、私にとっては収入につながることもなく、出版社に私の本は売れる!とアピールできるわけでもないから、ショボイ状況なのである。
 
と言いつつ、私も古本屋で本をよく買う(^o^)。図書館もよく利用する。実は今日もブックオフに行ってきたヾ(- -;)。
雨の日に時間潰し&気分転換するのにちょうどいいのだ。もしかして、自分で自分の首を締めているのか?
 
 
そこで、私にとって古本屋で本を買う理由を考えてみた。
 
1、欲しい本ならば、当然新刊書店であれ古本屋であれ、見つけ次第買う。また雑誌も新刊書で買うことが多い。その点で、新刊書店と古本屋は対等。 
 
2、新刊書の際は、ちょっと興味を持っても価格が高いと感じる場合が多い。それが古本屋で安くなっていたら「とりあえず買っておく」という選択をしやすい。興味の度合いとコストのバランスである。つまりコストパフォーマンスを考える。
 
3、自分の欲しくなる本が、新刊書店で見つかる確率が低い気がする。中小の新刊書店は売れ筋ばかりが並び、どの店も同じ品揃え。またその本も1~2ヶ月で店頭から姿を消す。つまり、それなりに規模がないと選ぶほど本の種類がない。
私の興味の持つ本はマニアックな分野が多くて、また時流とかけ離れて仕事上の資料として探すことも多いから過去に出版されたものが多い。古本屋の方が、店内面積の割に興味を引く本に遭遇する確率が高い。
 
4、分野が絞られて本の目安がつけば、ネット書店で探し出すこともあるが、ふらりと書名を眺めていて見つける可能性で言えば、古本屋の方が確率が高い。
 
5、新刊の大型書店は電車の乗って都市部に出ないとない。古本屋や図書館は比較的自宅周辺にあり、車で気楽に行ける。
 
……こんなところだろうか。
 
しかし、やはり古本ばかりが売れるのは、本の売れ方として健全ではない。古本屋とは、隙間産業であるべきだ。
 
なんだか、ショボイ話題になってしまった(-_-)。。。
 
 
ちなみに本日のフックオフは、なんと全品半額セール。通常なら買わない本や雑誌のバックナンバーを3冊チョイスした。\(^o^)/
 
 

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コメント

ようやく買いました(ネットで)、読みました、森と日本人の1500年。
図書館派の私ですが、タダ読みしているこのブログのお礼を兼ねて・・。

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