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2015/01/30

日本の伝統的高層建造物

これは、たまたまネットで見かけた明治時代の大阪・道頓堀の写真。

 
Photo
 
なかなか風情があるが、私が目を止めたのは、その建物だ。もちろん木造なのだが、4階建てのよう。なんか建て増ししたような造りだが、今なら建築基準法に合致しないだろうな(^o^)。
とはいえ、すでに4階建てまであったことに驚いた。
 
実は、日本で建てられた木造高層建築にちょっと興味がある。
 
古くは飛鳥時代から三重塔、五重塔、七重塔などが建てられた。奈良時代の東大寺には七重塔が二つあり、高さは100メートル近かったという。
 
Photo_2 これは奈良興福寺の五重塔。
 
だが、この手の塔は、正確には多層階とはいえない。5つや7つあるのは屋根だけで、中が5層や7層になっているわけではないからだ。芯柱が最上階から地階まで貫いているのである。それを取り巻くように階があるが、床はなく階段で登るわけでもなく、実用的なものではない。
 
となると、城の天守閣も多階層だ。
 
Photo_3 これは松江城。一応5層かな。
 
これは全階層に床があり、階段で登れる。その点では間違いなく高層(今なら中層程度)建築だろう。
しかし、見た通り上の階ほど小さくなる。天守閣の最上階は意外なほど狭いことは、登った人なら知っているだろう。そして階段は狭く急だ。これは合戦時の櫓の変型であり、日常的に使われる建物ではないのだ。
実際、平和な江戸時代には天守閣は使われず締め切っていたそうである。殿様は、たいてい城の敷地内の平屋に住んでいて、執務も行っていたのである。だから江戸城が火事で焼け落ちた時もも、天守閣を新築しなかった。必要ないからだ。
 
そのように考えると、日本の建築技術は、あまり高層建築に挑戦しなかったのだなあ、と思う。やはり明治に入って西洋建築を真似るように作り出したのではないか。
 
大仏殿のように巨大木造建築物はあるが、いずれも内部は一室で実用的な階層建築にはしなかった。これは、どんな経緯があるのだろう。
 
 
ちなみに私の好きな建築物。
 
2 会津の栄螺堂。
 
江戸時代の建築らしく、らせん状になっているので、何階建てかわからない(^o^)。一応3階層くらいだが、そもそも中はほとんと螺旋の坂道だもの。
また行く機会があれは、もっとよく観察したいと思っている。

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