先日神戸を訪れたのだが、そこで寄ったのは「シェアウッズ」。
不思議なお店だ(^o^)。
いや、お店というべきか。一見さんが覗けるような店ではなく、そこで購入するものもない。
展示ギャラリーとでもいうとよいかな。
ようするに木の商品を展示・提案している。まあ、事務所に展示されているのはごくわずかなのだが……(^^;)。
そこで私の琴線に触れたものは、木ではなかった。むしろ鉄だ。金属だ。
この脚の部分。
ようするに、天板に付けて、テーブルにするものだ。
万力で板を締めつけて留める方式なので、板がどんな形でも脚にすることができる。天然木の歪んだ形であっても、これを4つ付けたらテーブルになる。
こちらもテーブルの脚の部分。もっとも、これはテーブルにするよりはスツール用だ。この三叉の脚を2つ付けたら、簡単なスツールの出来上がり。
無垢の天板をテーブルなりイスなりにしようと思うと、馬鹿にならない加工が必要になる。脚の部分も木でつくるのは難しいのだ。もちろん強度の問題もある。
だが、アイアンの脚なら、比較的簡単……というより、DIYで可能だろう。
しかもデザイン的も悪くない。むしろ斬新で、今風。実際にヨーロッパでは木と金属を組み合わせた家具はよく見かけた。(建築も、両者を融合させたものがよくある。)
日本では、木造と言ったら全部木材でつくらねば、と思い込みが強いようだが、結局それが手間もコストもかけて、性能までイマイチの商品にしてしまいだち。それが木造を躊躇する理由にもなりかねない。だが、この部品があれば、気軽に木製のテーブルやイスをつくれるのではないか。
木を売るために、鉄を売る。
いいじゃないか。この精神だよ(笑)。
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