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森と林業の本

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2015/01/19

目的外用途に活路あり?

神戸のガード下で見かけた和装のお店。

 
3 着物や和装の品を扱っているらしい。
 
そこで目立ったのが左右の木箱。これって……茶箱じゃない?
着物の収納に茶箱がいいというのは聞いたことがあるけど。通常は桐箱がベストであり、茶箱は代用品扱いだろう。茶箱は機密性が良すぎるともいう(着物の保管には湿度も重要だから)。 
が、このお店は、むしろ茶箱を目立つように店頭に積み上げている。
 
2 露骨に着物の横に茶箱(笑)。もはや茶箱を売る店か。
 
1そして、茶箱の間に、変木?のオブジェ。
 
実は着物がインテリアの小道具かもしれない。商品は茶箱なのである(笑)。 
 
 
なかなか凝った店舗インテリアに感じた。ガード下でコンクリートむき出しの壁や柱と木のインテリアがミョーに合うというか、ミスマッチな魅力を醸しだしている。
 
 
今や茶箱を茶箱として使うより、別の用途が多いそう。
 
そういや、今日はお客さんに「木質ペレットは、燃料とするより猫砂としての需要が多い」という話をしていた。もはや製作時の用途を越えたところに、人気の需要が隠れているのかもしれない。

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

やはり、大塚呉服店ですね。
昨年夏には、弊社の郡上踊り下駄こちらで販売してもらいました。
なかなか好評で、今年もすでに注文入っております。

茶箱マニアの私としては、とても木になる投稿でした。
呉服屋さんと茶箱。
一般的には高さが半分の茶箱を使っている呉服屋さんや日舞や歌舞伎の方がおいと聞いたことがあります。
静岡県内にはたぶん茶箱の工場は5軒が営業をしていると思います。おそらく、国内でもこの5軒だけではないかと思います。

この呉服店が、郡上まで進出していたとは(笑)。店を見ただけで、進取の気性に富む様子が伝わりましたよ。

そして、このエントリーには鈴木さんが絶対に反応すると思ったのでした(笑)。最近は茶箱を茶入れに使う方が少なくなったのではないでしょうか。
でも、作り手が減っているのは残念です。

田中さんの仕掛けわなに、まんまと掛った鈴木です。最近は、インテリア茶箱(R)というカルトナージュや畳と組み合わせた「茶イド・テーブル」などが展開されていますし、素茶箱(まあ、これがアタリマエなんですが)も道具入れ、イベント出展時の造作兼運搬などに活用されている様子がうかがわれます。
レーザー加工機でふた部分にイラストデザインしたり、茶器を入れる道具にしたり、結婚記念品のお茶セットになったり・・・・。

記事を再読いたしました。
改めて、すばらしい写真、文章と思いました。

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