昨日は、実は誕生日であった。何回目であるかは伏せる(^^;)。
そこで娘に「遊園地に連れてって!」とねだってみた。
するとOKが出たのである。行ったのはユニバーサルスタジオジャパン。
もちろん、めざすはウィザーリングワールド オブ ハリーポッター。昨年夏にオープンして大人気というニュースが流れているが、地元に住むのに行ったことがないのは悔しい。本当のところ、ハリーポッターは読んだこともなければ、映画も数本しか見ていず、あんまりファンとは言えない。まあどちらかと言えば、興味が薄いのだけど。
それでも行くのだ。いや、連れて行ってもらうのだ。
幸い?娘はすでに秋に行ったというので、案内してもらう。入場して向かう方向から、先に整理券をもらうとか、時間の有効利用の仕方まで教わる。
ハリーポッターエリアは、たしかにスゴい。よくぞここまでリアルに作った、と感心することしかり。ホグワーツ城も、ホグツミード村の町並みも見事。しかし、スゴい混雑だね。冬の平日、水曜日。それでも開園と同時に行列だ。
ハリーポッターの行列は280分というトンデモな時間の表示が。
それでも並ぶ。実際に乗り物に載るまでは1時間半で済んだとはいうものの、その行列の凄まじさよ。
そこでその間、いろいろ観察した。
まず驚いたのは、森だ。ハリーポッターエリアは、みな森に囲まれており、行列もその中を進む。それが見事に針葉樹の森なのだ。いかにもイングランドの古い森を思わせる。原作ではスコットランドが舞台らしいが、どちらにしてもブリテン島は冷涼な気候で植生が貧弱なことで知られるが……。
ハリーポッターの森は,、ヒマラヤスギで埋めつくされていた。
すごいよ。高さ10メートルを越えるような大木まである。
それがエリアを囲み、中世?のスコットランドぽい風景を描き出している。本当のスコットランドにヒマラヤスギが生えているのかどうかは知らない。これって、文字通りヒマラヤ地方が原産だ。
ただ一部にトウヒっぽい木々もある。
行列を進みながらなので、よく観察できなかったが(止まると抜かれるんだよ。娘にも怒られるんだよ)、これはモミかトウヒかツガか……。
しかし、ハリーポッターエリアの建設期間は、せいぜい2年。当然植えて育てるわけにはいかないから移殖したのだろうけど、かなりの大木をよく植えたものだ。どこから調達したのか。ヒマラヤスギは比較的強い樹木とは聞くが、枯れないように移殖して維持するのは大変だろう。関係者の努力を想像する。
周囲を取り囲む森。
よく見ると、葉形に広葉樹ぽいものも混じるが……しかし、この森の向こうには高速道路が走ることを知っている。それが見えないように目隠しの役目も果たしているようだ。
……長い行列の末に辿り着いた城内は、なかなか見せた。そして乗り物も迫力満点。思わず声を何度も上げてしまった(^^;)。数分で終わったけれど。これを味わうために何時間も行列したわけだが、森の観察もできたし、よかったとしよう。
ついでにジュラシックパークも。
ウルトラサウルスだ! こちらの背景は、熱帯植物の森になっている。
こちらも本物だと思う(ハリーポッターエリアの温室では、ウツボウズラなど熱帯植物が飾ってあったが、これは造花だった)が、同じ地域の野外に冷帯の森と熱帯の森を作らねばならないのは大変だ。
最後に、娘に感謝。
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