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森と林業の本

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2015/02/16

弥生時代の木工

先日、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館を覗いてきた。

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ここには、三角縁神獣鏡やら、土偶やら埴輪やら、金の冠やら、国宝の考古学資料も数多く展示されており、奈良県の隠れた名所。私は奈良国立博物館より、こちらの方が面白いと思っている。
 
さて、そんな展示の中で、ふと目に止まったのが弥生時代の木工。
 
上手く写真が撮れなかったのだが(だから、下記の写真は私が撮影したのではなくて、神が与えてくれたものである)、加工途中の木材を水漬けにして歪みを取る手法を紹介している。
 
011
 
へえ、弥生時代にそんな技法がね。まだ鉄器……どころか金属さえなかった時代に。
 
どうして、水に木材をわざと漬けたものだと推定できたのか理由が書かれていないのだが。単に土砂に埋まっていた木器だということではないのかなあ。
 
ただ全体を通して、弥生時代、いや縄文時代にも、かなり高度な木材加工が行われていたと思える出土物が陳列されていたよ。本当に石器で加工したのだろうか。
 
思わず古代の超先進文明について考えちまったよ。

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