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森と林業の本

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2015/02/09

宝山寺の「古道」

私がいつもお参りしている宝山寺。

 
奥の院の奥に足を運んだ。そこに見かけたのは、謎の階段とモノレール。
 
1
 
何のために? この上に何か建設するのだろうか。そこにいた建設関係者に声をかけたが、口を濁して何も語ろうとしなかった。
 
怪しい。
 
そこで階段を登って行く。階段が終わった先に伸びるモノレールに沿って登るが、それも途切れる。まだ建設途上のようだが、この上に何か建設しようとしているようだが。
 
秘密基地か?
 
それにしては、私が登るのに何も反対しなかったし(^^;)。
 
 
 
ところで、ここまで登ってしまったのである。引き下がるのもシャクだ。(謎)
 
そこで、そのまま森の中に分け入る。ブッシュではあるが、相変わらずイノシシの足跡だらけで獣道はある。
 
が、意外と地形は複雑で、進む方向を右往左往する。
ここはどこ? どこに向かうの? 私は……。 
 
そのうち、導かれるように谷に下りた。そこが通りやすい。なんか地形が人を呼び込んでいる。人為的な感じがするのだ。
 
9 これは自然地形か、人為の名残か。
 
 
そして、こんなものを発見。
 
8  これ、井戸なのだ。深いのだ。
 
この水を汲んでいた? ここに人が住んでいたのか? 
 
さらに進むと、何か見えてきた。
 
1_2  ありゃ、石段とお堂が。
 
この石段の下、つまり私の立っているところは、完全に森の中なのだが。
 
お堂は、経塚だった。中興開山の祖・湛海律師の功績を讃えて建立されたものである。
生駒山の頂上近い尾根にある宝山寺の一部だ。
 
今なら尾根を走るスカイラインから訪問するのだが、森の中に本来の参道があったのだろう。つまり私が登ってきた谷筋は、消えてしまった古道だったのかもしれない。
 
今は深い森に見えても、かつては賑やかな参道だったのかと思うと、ふとタイムスリップしたような気がした。
 

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