リアルな書店を訪れると、ときおり想定外の書籍や雑誌などに出会える。それが楽しいのだが……。
で、今回ゲットしたのは、この2冊。
「フィールダー」と「ナショナルジオグラフィック」。
「フィールダー」の特集は、藪山入門だよ、道なき道を行く、だよ。生駒山に限定してくれれば、私も現役だぜ。ただし、人は「遭難」と呼ぶが。
ナショジオは、「日本のエクスプローラー」特集……20周年を記念して現代の探検家を今年はシリーズで扱うそうだ。
ナショジオは当然知っているが、「フィールダー」というアウトドア雑誌が発行されていることは知らなかった。こう見えても、私はかつてアウトドアライターとかネイチャーライターという肩書を持っていたのだけどなあ(笑)。
そうそう、秘境ライターという肩書もあった。私の売り物は、探検家だったのである。記事も、やれソロモンの洞窟を探しに行った、ボルネオのジャングルの中を彷徨した、という様なことを書いていた。国内でも、似たようなものである。
つまり、今回の2雑誌の特集に向いたテーマを扱うライターだったのである。
だんだんと探検らしきことをしなくなったので、「安楽椅子探検家」を名のりだした時期もあるのだが、今やさらに進んで動かないで足の萎えた老兵になってしまった。(~_~;)。
開き直って、森林ジャーナリストという肩書を使いだすと、もう完全にこの手の雑誌からは干されましたね。アウトドアや秘境トラベルものの記事を書く機会は、完全に失われたように思う。
肩書は、意外と怖い。肩書が表す内容に自分も縛られてしまう。
……なんてことを考えたのは、ちょうど某出版社が出す「某執筆者辞典」の新版に、私を登録したいという連絡が来たのだが、その前資料として、拙著の一覧やら雑誌記事の一覧が添えられていたこと。ネットで検索できたものを集めたようだが、うむ。アウトドアも秘境も探検も、まったく痕跡がない(~_~;)。
仕方ない。こんな雑誌に目を通して、在りし日の自分を振り返って慰めよう。。。
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