4月7日、毎日新聞奈良県版に林業記事が載った。
出だしは、こんな感じ。「吉野杉の「おすぎ」を買った女」、登場である(笑)。
奈良を代表するブランド・吉野杉。昨秋、吉野林業の中心の川上村に移住して「地域おこし協力隊」の隊員を務める鳥居由佳さん(32)が樹齢約110年の丸太(長さ4メートル)を買った。加工は地元の村民らと協力し、酒だる、テーブル、イベントで使う屋台などへの活用を計画している。
私のコメントも、ちょびっとだけ。
森林ジャーナリストの田中淳夫さんは「機械導入で低コスト化するとは限らない。機械化で何を目指すかが大事だ。吉野の林業は過去、常に社会のニーズに反応して工夫してきた。工夫なしに売れるバブル時代を経て、『売れる商品作り』を考えなければいけない時代を迎えている」と指摘する。
うん、私も鳥居さんの売り込み役を果たせたかな。
実は、この記事の取材意図は別にあったようだ。というのも、最初は奈良県知事選に関しての取材だったのだ。(上記のネット記事も、一応、「選挙毎日」コーナーだけど。)
知事選の各候補の公約の中にある林業施策絡みで取材を申し込まれた(現在政府が推進中の大規模機械化林業と、ヨーロッパの新しい潮流など)のだが、話しているうちに記者がどんどん林業事情にのめり込んで(笑)行った。最初は、ほとんど林業的な用語も知らなかったが、かなり猛勉強された模様。
記事が掲載された時も「もう知事選とは切り離して書きましたわ」と奈良県の林業事情そのものを描いている。
そして、この世界を面白いと気づいたそうで、「今後も追いかけたい」と言ってくれております。かくして林業分野に興味を持った記者が誕生したのである\(^o^)/。
今後に期待しましょう。
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