5月のタナカ山林は、どんどん緑が濃くなっている。
伐採跡地にも、多くの草木が育ち始めた。
ただ、せっかく大木を除いて樹冠を取り去り明るくなったのに、新たに育っているのはほとんど萌芽。切株から伸びる新芽が目立つ。
もともと暗くなっていて照葉樹が多かった森なので、切株も照葉樹が多く、萌芽も照葉樹になってしまう。
落葉樹のコナラは大木になりすぎたためか切株からの萌芽は確認できていない。照葉樹は、大木でも芽が出ているのだが……。
一方で、昨秋には残した傘樹(クヌギやコナラ)から多くのドングリが蒔かれたはずだが、実生は育たないのだろうか……。
実生が萌芽に負けるのは、種子から芽が出るには時間がかかって、その前に草や萌芽の枝葉に覆われてしまうほか、昆虫や動物(おそらくノネズミ類のほか、リスやノウサギ、そしてイノシシがいるはず)に食べられてしまう確率が高いからだろう。
しかし、ありましたよ。
ドングリからも育ち始めていた。これはコナラだろう。
この芽が今後育つかどうかは、予断を許さない(^^;)。しかし、可能性はあるだろう。
我が家のベランダで育てているドングリからの稚樹もあるので、これらを梅雨の合間に移殖してやろうかな、とも思う。
ところで、萌芽や実生からの里山再生実験とは別に、アジサイを植えようかとも考えている。ここを雑木林の中のアジサイの名所にしても面白いかも、と思い出したのだ。道路沿いだし、ハイカーが多いから喜ばれるだろう。その方がゴミをまき散らされないのではないか。
しかし、園芸店で見かける鉢植えは園芸品種ばかりだ。花は派手だが、山中には似合わないし、ひ弱くて育たない可能性が高い。どこかにヤマアジサイの苗は売っていないだろうか。できれば安く、数多く仕入れたいが。
※イメージです(^o^)。
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