今は一つのことにこだわりを持っていることを「オタク」と呼ぶことが増えたが、一昔前は、たいてい「マニア」と呼んだと思う。今はオタクよりマニアの方が高尚というか、ちょっと真面目ぽい雰囲気もあるが、かつては「マニア」は蔑称的なニュアンスもあったような(^^;)。
で、マニアと言えば代表格が昆虫なのであった。その歴史は古く、平安時代には「虫愛づる姫君」(堤中納言物語)までいたほどだ。ファーブルのおかげで虫マニアは在野のアマチュア研究家としての地位を確立しているが、なに、ようするに虫オタクである。
ただ虫マニアにも、甲虫専門とか蝶専門などと分かれるらしい。さらに蝶ならアゲハ派やらシジミ派、甲虫ならコガネムシ派、ハンミョウ派、ゴミムシ派……あるいは飼育派やら撮影派、標本コレクター派……と細かく分かれるらしい。最近はクマムシ専門までいるというが。
ちなみに私はオタクでもなけれはマニアでもない。アイドルにもアニメにもフィギアにも鉄道なんぞにも興味はない。
虫だって、そんなに好きな方ではない。子供の頃は人並に虫取りや飼育はしたが、そんなに夢中になったわけではない。オタク、マニアでない所以である。大人になってからは、決して虫には手を出さないようにしていた。虫オタク虫マニアにはならないように……。もっと広い眼で生態系そのものを扱うのだよ。小さな分野には手を出さないのだよ。
……そんな私が、つい、うかつにも目を奪われた場所。
実は飛鳥を訪れたのだが、岡寺で蝶を目撃。思わず撮影する。
となれば次に訪れねばならないのは橿原市の昆虫館だ。ここには放蝶ドームがあって、年中、蝶が飛び盛っているのだから。
蝶が何頭も目の前を舞っているのだよ。頭上をひらひら舞うのだよ。野外だったら、網でも振って捕まえないと間近に見られないのに、ここでは目先なのだよ。写真だって撮り放題なのだよ。うひひ。
テンション上がるなあ\(^o^)/。
私は、決して昆虫マニアではないが、蝶は生き物をじっくり観察したくなる。蝶オタクではないが、蝶を前にすると心が沸き立つのだ。男の子の心が甦るのだ。
わかるかなあ(^o^)。
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