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2015年6月

2015/06/30

「奈良の木大学」開校

こんな情報もお知らせしておこう。

 
奈良県が、このような企画をしている。
内容は、次のとおり。
3泊4日で、首都圏等で建築を学ぶ大学生や大学院生を対象に奈良の林業や建築についての講義及び奈良でしか体験できない歴史的建造物等の現地視察等を行う
 
締め切りは、7月10日らしい。30人まで。集まるかなあ~。
 
Photo
 
なかなか講師陣は豪華ではないだろうか。ようするに奈良の木(吉野材のほか、十津川材や宇陀、北山(熊野)材などがある)を使う建築家の青田刈りだろう(笑)。 
 
ポイントは、「首都圏等」である。関東の学生に絞っているようだが、等が付いているところがミソ。ようするに先着順だし、集まらなかったら全国どこからでも、ということになる。
なんで首都圏に絞るのかイマイチはっきりしないが、山から製材所、寺社・民家と幅広く視察するようだ。金額的にはかなりお得である。勉強するというより、奈良の文化財をたっぷり見られるのだから。
 
 
私としては、単に観たり聞くだけでなく、実際に設計させたり奈良の木で木工させる時間もあってもよいと思うけどね。コンペにするとか。
 
詳しくは、こちら。「奈良の木大学」
 
 

2015/06/29

書評「銀座ミツバチ物語part2』」

読みました。私ではない私の本。
 
Photo 「銀座ミツバチ物語 part2 」 田中淳夫著 時事通信社刊
 
銀座でミツバチを飼い始めて、10年を迎えたそうだ。
改めて読んで、ものすごい勢いで活動が拡散していたことを知る。
 
まず農業生産法人「株式会社銀座ミツバチ」を設立している。銀座の屋上に蜜源をつくる試みでは、10か所に1000平方メートルの花畑をつくっているそうだ。もちろん、浜離宮や皇居、そして街路樹などの蜜源も重要だ。
そして、ハチミツの生産量は、なんと1トンを越えているというのだ。これは、全国的に養蜂が減少してハチミツ生産量も落ち込む中で、スゴいことである。
 
 
「はじめに」では、東日本大震災が起きて1カ月、福島に銀座のクラブのママさんやバーテンダーを連れて花見に出かけたことが記されている。主に土湯温泉に慰問として訪れたそうだが、そこで大歓迎を受けて銀座ハチミツ入りのカクテルなどを2000杯もつくったという……。
なんか、その記述だけで目が潤んでしまった。
ほかにも震災後の福島との交流には、随分な分量が割かれている。
 
 
 
が、この本に描かれているのは、実は養蜂やハチミツのことはそんなに多くない。
 
むしろ銀座ミツバチプロジェクト(銀パチ)を媒介に広がった各地との交流の記録だと思った方がよいだろう。福島に秋田に名古屋、大阪、北海道は札幌に標津、島根の美郷……全国に広がっているのだ。それも銀座と各地の交流だけでなく、銀座が仲立ちして、各地同士を結ぶようなプロジェクトもコーディネートしている。
 
なかには養蜂から離れた計画もある。とくに銀座では「銀座里山計画」が進められ、ビルの屋上で水田がつくられた。
さらに和紙づくりまでやっていた。こちらは高知県在住の和紙職人ロギール・アウテンボーガルト氏(オランダ人)との結びつきだ。
 
3 ミツマタの栽培。
 
私が、以前訪れて屋上で見かけたコウゾとミツマタから本当に和紙をつくったのだそうだ。
ちゃんと「銀座和紙プロジェクト協議会」も発足させている。ほかにも林業への挑戦もはじまっているそうだ。
 
 
いやはや、これほどの活動になっているとは驚きだ。もはや「銀座ハチミツプロジェクト」はミツバチから離れて、地域起こしコーディネーターとなっているのだ。やるね、田中淳夫さん! (この名を自分で書いて、少し恥ずかしい……。)
 
もちろん成功例ばかりではない。銀パチを真似て始めたプロジェクトが上手くいかない例もあり、その理由などにも触れている。また、規格外野菜が引き取られないことか、天日干しと機械干しの米が同じ値段で売買されるようなおかしな地方の実情も指摘している。
 
それにしても、驚くのは銀座ブランドの強さだ。それはと人のつながりを生み出す場の力だ。「銀座は東京の下町」といった言葉も登場するが、実は、濃厚な人間関係が存在するのだなあ。
 
 
あらためて。本書は、地域づくりの指南書である。ノウハウは何も書いていないけど、そこに描かれた実例から読み取れる情報は驚くべき濃度である。心して読むべし。
 
※サイドバーに本書を追加。
 
 
 

2015/06/28

「奈良県景観資産」って?

昨日27日のNHK「ブラタモリ」は、奈良であった。(実は、今日の昼にも再放送があった。)

 
Dsc_0034  
私にとっては、見慣れた風景と施設などが登場したが、なるほど、切り口を変えると斬新な景観が浮かび上がる。へぇ~を連発したくなる。
 
次回7月4日も、奈良の続編である。乞う、ご期待だ。
 
 
……ところで、奈良の景観と言えば、こんなところがある。
 
 
1
 
ん? ビルの屋上にシカが……って、もちろん、このシカはフィギアであるけれど。
 
知る人は知っている、これは奈良県庁の屋上である。ここは、奈良の街を見渡す隠れたスポットなのだ。奈良には高層ビルはない(建てられない)から、この県庁がもっとも高いビルになるのだろう。おかげで360度見渡せる。大仏殿や若草山から興福寺五重塔、そして平城宮に生駒山まで。
それを最近は、積極的に売り出し中。おかげで観光客もよく来るようになった。
 
 
そして、私は発見してしまった。
 
3 奥に見えるのは東大寺だけど……。
 
奈良県景観資産?  なんだ、こりゃ。
 
この看板に書かれた説明によると、「奈良県景観資産とは、県内の良好な景観を特徴付ける建物やすばらしい眺望を望む場所などを県が登録する制度です」とある。そして「登録テーマ 記紀・万葉」だそうである。
 
……余計なこと。上記の記述の「望む」は本来「臨める」ではないかと感じるが、なぜか「眺望」には「望む」を使う。それに能動態であるべきように思うのだが。
 
閑話休題。
 
これは、奈良県独自の制度だろうね。景観「遺産」ではなく、景観「資産」。なんか、ダシャレぽいが、私はこういうのは嫌いじゃない(笑)。どんどん自分たちで制定したらいいのだ。県民、市民自体の気づきを広げられる。
そのうち、自分で「マイ景観資産」をつくってしまうのもいいかも。自分にとっての思い出の景色・大好きな景観を指定する。
 
実際、景観というのは、大きな力がある。
たとえば私は生駒山の棚田の規模や仕組み、築造の歴史などは、全国的にも価値があると思っているが、残念ながらビューポイントが少なく、しかも放棄田が多くて景観としてはイマイチ。そのため、注目されづらい。
逆に明日香村の棚田は、ひと目で「棚田百選」に入ったことを納得してしまう。
 
 
ただ、せっかく制定したのに、知る人が少ないのでは効果もない。もっと広く打ち出さないと。景観資産巡りのツアーでも企画したらよい。さらに、これらの景観の写真展・コンテストを企画するとか、いろいろやり方はあるはずだ。
 
ほかにどんなところがあるのか、探してみようか。

2015/06/27

Yahoo!ニュース「スイスに学ぶ……(後編)」を書いた裏側

Yahoo!ニュースに「スイスに学ぶ、日本の林業に欠けているもの(後編) 」を書きました。

 
今度は、座学編。
 
とはいえ、お読みいただいたらわかるとおり、前回と同じく研修内容を紹介しているわけではない。それは、また別のブログなり奈良県の報告書に期待してほしい。
ようするに、研修に立ち会って、私が感じたこと、連想したことを取り上げている。
 
で、今回は、ドラッカーを連想した。
 
ロルフ氏の話は、非常に具体的で技術や方法を述べる一方で、ものすごく哲学的な言葉が端々に登場する。技術に関しては、スイス(中央ヨーロッパ)と日本は違うのだから、そのまま応用するのは難しいと思う点が多々あった。しかし、森林経営に関する哲学というか理念的な面は、日本でも十分応用が効く……というか、普遍的なものである。だから学ぶべき点が多い。いや、森林経営というより、マネジメント全般かもしれない。
 
だから、ドラッカーの言葉を思い出すのだ。
 
「人は、最大の資産である。」
 
ゆめゆめ忘れるなかれ。

2015/06/26

Yahoo!ニュース「個人」5月のMVA受賞

Yahoo!ニュース〔個人〕に私が月に数本寄稿していることは、このブログにも連動させているからご存じだろうが、この度5月のMVAを受賞した。

 
受賞した記事は、これ。
 
ちなみにMVAは、Most Valuable Article、「もっとも価値のある記事」という意味か。
 
もともとYahoo!ニュースに関しては、アクセス数が基準になっている。興味深い記事は、それだけ多くの人が読む、というわけだ。しかし私が手がけている「森林を巡る記事」のような極めて狭い分野の記事は、そんなにアクセスが伸びることはない。
有名人の書く記事や、一般人の興味を持つ政治や経済、社会ネタ、ときに実用記事などは、爆発的なアクセス数を記録している。
その点、私の記事はアクセスが高まる可能性は極めて低いと諦めていた(~_~;)。 
 
 
私のYahoo!ニュースへの執筆は、いわばマーケティングと捉えていて、狭いなかでも、世間はどんな(森林)記事に興味を示すか試す意味も持っている。
広く森林問題を取り上げたらアクセスが伸びるのか、林業のマニアックな記事にどんな関心を集められるのか、時事的な記事か専門科学的な記事か。あるいは軽い文体にすべきか、真っ向勝負の書き方がよいのか。。。
 
これまでの例では、「吉野杉の「おすぎを買った女」とか「カツオ節は毒物? EUが輸入を認めない理由 」などのアクセスが多かったので、ああ、世間はこんな分野や、こんなタッチの文章だと読んでくれるんだな……と読み取っているのだ。(ちょっと読まれ方に誤解を招いていることがあるのは感じているけど。)
 
ところが今年1月より、Yahoo!ニュースの評価基準にMVAが加えられた。
それについては、以下の記事の冒頭に説明がある。 
 
ちなみに今回選ばれた記事は、5本。私のは4番目に受賞理由などが掲載されています。
 
 
有り難いと同時に意外感も。この記事は、アップ時はそんな反響があったわけではないからだ。いわば林業コミュニティー内向き。外部の人が興味を示すとは思わなかった。
これを励みに(笑)、Yahoo!ニュース向きにも森林や林業界のマニアックな記事をどんどん書いていこう(⌒ー⌒)。
 
 
 
ところで、今後の方向性を予想すると、私の勘では、日本の林業も遠からずファンドなどの資金が流入する時代が来るだろうと思う。もちろんアメリカと同じではない。
問題は、森林が買い上げられた後の経営だ。ファンドが森林経営できるわけはなく、それを運営するプロ集団が欠かせない。それも地域限定ではなく、全国どこでも出かけていき指導したり、施業を行うようなメンバーを擁した集団だ。いわば「空飛ぶ林業家」である。
さらに補助金制度も、こうした新たな委託林業に合わせて改革が求められるだろう。
 
大規模で専門家集団に委託する林業は、地域の小規模自伐林業と対立する形態になるかもしれない……。

2015/06/25

RINYAの漫画

Yahoo!ニュースでは、国の(つまり、林野庁の)林政をボロクソけなしている私だが……。

 
 
RINYA 林野」という雑誌を知っているだろうか。林野庁の広報誌である。

Photo
 
そこに5月号から漫画の連載が始まっている。タイトルは、「お山ん画」。2ページ(もしかして、見開き)
 
 
 
執筆・作画は、広報室の平田美紗子さんだそうだ。
 ゛
漫画と言っても、ストーリー漫画ではなく、主人公(女性)が解説する形の、エッセイ漫画の範疇だろうか。
 
 
初回は「山歩きの基本は足元から」とスパイク付き地下足袋を紹介している。
私は、いまさら地下足袋は推奨すべきものか疑問だと思うが……。(山歩きだけならともかく、チェンソーや刃物使う現場では厳禁だ。)
 
 
6月号はコンテナ苗。今、林野庁イチオシの“商品”かも(笑)。どんどん皆伐して、どんどんコンテナ苗を植えよう! てか?
 
 
よく林業普及のために、林業界を舞台にしたテレビドラマや漫画が登場しないかなあ、と話題になるのだが、果たして効果はどんなもんだろう?
最近の10代はめっきり漫画を読まなくなったと評判だ。漫画にしたら読みやすい、という発想自体が古くなっているのかもしれない。……ああ、その前に「RINYA」そのものがどこにあって、誰が手に取っているんだ? という疑問があるねえ(~_~;)。。。

2015/06/24

「証言記録 東日本大震災」に磐城高箸

NHKには、ときに渋い番組があるのだが、今日は「あの時 わたしは~証言記録 東日本大震災」を見た。(午前10時50分~55分)

 
番組内容には、こんなサイトもあった。 
Dsc_0026
登場するのは、福島県いわき市の磐城高箸。
 
割り箸の製造を始めた途端に襲われた大地震。加工機械も壊れ、放射線汚染の心配も……。
 
Dsc_0029
しかし、ピンチをチャンスに。ボランティアの助けも借りながら作り上げた「三県復興 希望のかけ箸」の製造、販売。
 
Dsc_0027  
ちょっと目を潤ませながら観た(~_~;)。
 
 
さて、折しも磐城高箸のニュースには、こうした記事もある。
 
 
さらに「TEDx TohokuSalon 」(東北の復興や発展に画期的なアイデアで取り組む方々による「プレゼンテーションイベント)にも出演したというから、いよいよ注目株だねv(^0^)。
こちらの公開は、いつになるかな?

2015/06/23

Yahoo!ニュース「スイスに学ぶ……」を書いた裏側

Yahoo!ニュースに「スイスに学ぶ、日本の林業に欠けているもの(前編) 」を書きました。

 
前編と付けたからには、後編が必要なのだが……(笑)。
 
ただ、それを書いても、今回のスイス・フォレスターによる研修から学べることのほんの一部になるだろう。おそらく研修の全容は報告書がまとめられるはずなので、(奈良県の林業家は)それをチェックしていただきたい。
 
Yahoo!ニュースに関しては、森林・林業白書に関して林野庁をこっぴどく叩いたが、今回も思いのタケをぶつけた。
その代わり?奈良県を結構持ち上げたようになってしまったv(^0^)。
 
ま、奈良県は始まったばかりだからね。ヨイショして今後の展開に期待をつなぎたい。
せっかく森林環境税を費やして行った研修なのだから、ちゃんと県民に還元してもらねわないと。その還元の仕方は、もちろんより良き森をつくることである。その手段として林業を立て直すことである。それが達成されて、初めて奈良県民は(森林環境税を)納めてよかった、と思えるのだから。
 
何も大げさなことを唱えているのではない。直接民主制のスイスにおけるフォレスターは、担当地区の住民を満足させなければ首になるという。奈良県も同じシステムにしてほしい。
 

2015/06/22

今日、届いた本は……

今日、宅配便で本が届いた。

実は、昨日私の旧住所に配達されたものの、いなかったので電話があり、転送されたのである。
 
こんな本。
 
Photo_2
 
銀後ミツバチ物語part2  田中淳夫著  時事通信社刊
 
おおお、「田中淳夫」の何冊目かの本だ\(^o^)/。
 
もちろん、同姓同名である。
 
【目次】
 
プロローグ―遊び心で始めた“てんやわんや”の銀座ミツバチ
 
第一章 銀座は世界最先端の里山だ
 
第二章 銀ぱちは地域おこしの震源地
 
第三章 急速に広がるミツバチプロジェクト
 
第四章 銀ぱちが結ぶ絆とソフトパワー
 
エピローグ―10年後、小さな町の夢が広がる
 
 
内容は、これから読んでお伝えします。
 
なんか、私の地味な森林本より売れそうな予感……。(ドキッ!)
 

2015/06/21

切り株から読む樹の一生

久々に参拝した宝山寺。

 
その境内に切り株を見つけた。わりと最近、伐られたのだろう。なんの木か? ああ、そこまでわからない。広葉樹だろうが……。
 
2
 
でも、ふと年輪からこの樹木の生涯を想像してみた。
 
若い頃は、比較的すくすく伸びたようだ。陽当たりもよかっただろう。だけど、直径10センチ近くになった時に、何か傷が付けられた。何かに樹皮を剥がされたか、動物に齧られたか、虫に食われたのか……あるいはザックリと傷が深かったのかもしれない。そこに腐朽菌が入ったために芯部に腐れが広がった。
 
それでも枯れずに、せっせと樹皮を巻き込みながら傷を癒そうとした。中心部は腐れで空洞になっても、辺材部はわりとたくましく生長した。
 
そして、樹皮を分厚くしつつ、なんとか傷を塞いだのだが……ああ、そこでバッサリと伐られたのね。きっと、幹が太くなって石垣に触れるようになったからかもしれない。あるいは、生長しすぎて枝葉が伸び、光を遮ったり、見通しが悪くなったからかもしれない。
 
どうやら近くの木を伐るついでに伐られたようだ。近くに、もっと太い木の切り株があるから。
 
諸常無行。。。(-人-)。。。
 
 
(もちろん、想像です。本当の樹の履歴はわかりません。)

2015/06/20

スイス人フォレスターがめざすもの

すでにテレビニュースにもなったが、現在奈良県にスイス人フォレスターが来ている。
 
 
これは、奈良県が実施した欧州型森林管理者研修のため。
 
その内容に関しては別の機会にして、今日は肝心のスイス人フォレスターのロルフ・シュトリッカー氏を私がアテンドした。
 
そこで案内したのが、橿原市昆虫館。なったって、ロルフは、無類の蝶マニアだから。
 
2_062
昆虫館のドームの中には、今1100頭以上の蝶々が飛んでいる。なかには石垣島から運んだ珍しい種類も多く、マニア垂涎の地なのである。
 
……想定通り、ロルフもテンション上がってチョーはしゃぎ(⌒ー⌒)。写真を撮りまくる。
 
ここの蝶は人に慣れていて、簡単に人にも止まる。(まあ、私には止まらなかったんだけどね……。)
 
2_048
同行したロルフの娘の腕にも蝶がいっぱい止まった。
 
さらにオオムラサキの飼育室にも入れてもらったし、野外で蝶観察もできた。幸い、昆虫館には昆虫マニアが集まっており、彼らに声をかけたら、すぐに濃いマニアックな情報を教えてくれるのだ。
あの山の、林の縁のあそこには、○○○△△△シジミがいるよ、とか。出るのは何時ごろだとか、希少種のアレがいっぱいいる穴場とか……。
なんと、オオムラサキを3000頭も飼育している人もいるらしい。
 
こんな話に触れたら、興奮状態になる(笑)。いや、私はてんで昆虫には興味ないんだけどね……。
 
最後は、これで決まりかな?
 
2_073 奥さんと。

2015/06/19

野生の王国ウサギ編

あら? と目を凝らしてしまった。

 
……うさぎ?
 
002
 
場所は、生駒山地と並列する矢田丘陵。その一角にある自然公園。
 
そこにいたのはウサギだった。
 
あまりに呑気な様子だったので、飼っているのか? と疑うが、ここで飼われているわけはなく、実際に首輪も紐も付いていない。
 
じわじわ近づくが、逃げない。慣れているのか。
 
と、逃げ出しました。
 
005
 
イノシシは獣害になっているし、タヌキやイタチ、それにアライグマも出ている。ウサギは、これまで糞は発見したことがあったが、生きた状態では初めて。キツネもいるそうだ。
 
 
先日は、サルが生駒山中に出没していることを記したが、聞くところによると、大仏殿の裏手の山にニホンザルの群がいるそうだ。そこから生駒まで移動するには遠すぎるが、結構身の回りに野生動物が身近になっているのだなあ。
 

2015/06/18

やる気の出ない下刈り話

本日、もっともウケた話。

 
公団造林で、1ヘクタール3000本植えの仕事をしたそうだ。伐採跡地への再造林である。今話題の主伐(皆伐)跡地に次の世代の人工林を育てる大切な仕事。もちろん造林補助金が投入されるのだ。
 
もちろん、シカ対策に金網を張り巡らせる。……が、あっさりシカは金網を破って、中に入っては食べ放題。造林地はシカの餌場と化す。
 
植えた苗はほとんど姿を消した。そこにも草が生える。すると次は下刈りの仕事が舞い込む。もちろん補助金事業。
 
苗がないのに下刈り……しかし、刈っていると、ポツリポツリと残っている苗もある。が、規則正しく生えているわけではなく、また草に覆われた状態だ。区別はつきにくい。
 
おかげで、わずかに残った苗も下草とともに刈り取ってしまう……。
 
かくしてなんにもない、山肌に草を刈っただけの斜面が広がる。金網に囲まれて。
 
 
「こんなやる気の出ない仕事ないですよ!」
 
まさに。でも、その次は枝打ちとか間伐の補助金を目当てにした仕事が舞い込むんじゃないかな(⌒ー⌒)。木がなくても。。。。
 
 
こんなことが、国が推進する主伐(皆伐)後の各地の山々で展開されるでしょうね。
 

2015/06/17

マルクス・ヴァレンベリ賞が今また!

私が、“森のノーベル賞”に日本人のセルロースナノファイバー研究が授賞!

の記事をYahoo!ニュースに書いたのは、今春4月6日。
 
その後、続報がないなあと気を揉み、しょうがないので?私が続報を書いた(^o^)。
 
デジタル農業誌Agrioである。
 
Photo6月16日号 。一応、巻頭。
 
内容は、Yahoo!ニュースの内容をもっと深くしただけでなく、セルロースを抽出する過程で棄てられるリグニンを利用した新たなマテリアル「りぐぱる」にも言及、木材を分子レベルに分解することで新たな素材世界が広がる可能性に触れた。同時に、それだけでは地方振興にはなりませんよ、と釘を刺す。
 
正直、化学や物性物理系の話は、私はそんなに得意ではない。だが、一生懸命に研究論文を読み込んで、さらに周辺の事情を探って、きっとこんな意味であり、こんな価値があり、このように展開するのではないかなあ~と、納得した上で書いたのである。
 
だから編集部が、その原稿を受賞した当の本人、東大の磯貝教授に見せたと聞いて冷や汗(;^_^Aが出たのだが……
 
幸い、「内容は極めて適格に記載されております。」という返信をいただけたそうだ。
 
それを知って、ひゅ~と肩の力が抜けた(笑)。
 
実は、こうした評価がもっともうれしい(^o^)。
 
 
 
ところで、本日のライブドア・ニュースにも同じテーマの記事が。
 
受賞したのは3月なのだが、今頃になって火がついたか?
 
ともあれ、もう少し注目されてほしい。そうしたら、私も火付け役程度の役目は果たしたことになるだろう。
 
 
追伸。こちらにも記事があった。やっぱり「火がついた」のかな?
 
 

2015/06/16

世界最大の牧場売却計画

森林とも林業とも関係ないのだが……私の金銭、じゃない琴線に触れたニュース。
 
 
オーストラリアで大規模な牧場売却計画が進んでいるそうだ。
 
畜産業を営むS・キッドマン社が、所有する11カ所の牧場を売りに出したという。その中には、世界最大規模の牧場「アンナクリーク」も含んでいる。その面積たるや……2万3000平方キロメートル! すべての牧場を合わせると、総面積は12万0120平方キロメートル!!!!
 
 
ええと、目が回って換算単位が混乱してしまうのだが、ようするに1200万ヘクタールぐらいになるのかな? これは、北海道(8万3450平方キロ)をあっさり上回る面積だよ(@_@)。。九州が3万5650平方キロだから、両者を足したぐらいかな?
 
ついでに国で言えば、韓国の10万200平方キロを越えてしまう。
 
さすがオーストラリアはでっかい\(^o^)/。
 
 
すでに複数の企業が買収に名乗りを上げている。国内企業だけでなく、中国やアメリカ、それにスイスの企業もあるそうだ。
 
もし外資が買収したら、オーストラリアの国土が外資に奪われる……なんて騒がないのかな(⌒ー⌒)。
それと比べたら、わずか年間百数十ヘクタールの森が外資に買われただけで騒いでいる日本は小さい、小さい(^o^)。 
 
 
いっそ、日本が買収に名乗りを上げて、オーストラリアに第二の領土?を持つ計画でもぶち上げてほしい。日本沈没の際に移住するのだよ。
 
 

2015/06/15

Yahoo!ニュース「森林林業白書が皆伐を推進する…」を書いた裏側

Yahoo!ニュースに「何かヘン。森林・林業白書が皆伐を推進する理由 」を書きました。

 
みっちりと森林・林業白書を読んだ感想を書こうと思ったが、とてつもない超大作になりそうだったので止めた(笑)。
そこで何にテーマを絞るか考えた結果、「伐期」になったわけだ。
 
しかし、「標準伐期齢」というのは曲者だな。本当は、各地域ごとに市町村が決めるはずなのに、事実上は全国画一が貫かれている。そして変化していない。
 
しかも、その数字に根拠はなく、多分昭和30~40年代の木材不足の時代に、「これくらいで伐りたい」という願望で決めたものだろう。
樹木生理とか、森林生態学の知識はカケラも入っていないようだ。いや経営学的にも、もっとも利益の出る樹齢は導き出されるはずなのに、それさえ無視している。単に木材需要予測と、それに合わせて生産するための材積から導いたのではないか。森林経理学の暗部だ。
 
しかも、白書以上に、すでに皆伐のゴーサインは全国に広がっているようだ。国有林野事業でも、立木販売量と主伐面積を2倍に増やす方針だというからなあ。
 
 
今後、全国に広がる皆伐の写真を募集しようかな。そして世間にアピールするような写真展を開く……( ̄ー ̄)。

2015/06/14

国宝になる松江城の柱

島根県の松江城が国宝になる見通しで、現地は盛り上がっているようだ。

 
Photo 何年か前に訪れたときのもの。
 
もちろん、それ自体はめでたい。なんでも決め手は、築城時期を記した祈祷札(2枚)が発見されたことだという。伝承どおり1611年築城だったみたい。
 
 
この松江城、外見は四重なのだが、内部はチショウ5階、地下1階らしい。なかなか複雑な造りである。ラフカディオ・ハン(小泉八雲)は、「城そのものが奇怪なものを寄せ集めてできた龍のようである」と記録しているというが、たしかに寄せ集めだった。
 
いや、木材が(^o^)。
 
Photo_2 これが松江城の柱の一つ。
 
見た通り、何枚もの板をクサビとタガで締めつけた寄木なのである。接着面に何か詰め物ぽいものも見えるので、もしかして膠などで接着しているかもしれない。まさに集成材。
 
当時は、大木を集めるのは大変だったはず。戦国時代が終わったものの、森林資源も枯渇していただろう。その中で築城したのだから。
 
 
ところで、これが国宝なら、何も古い建物(城のほか、宮殿や寺社仏閣など)を復元する際に無垢の大材を求める必要はないのではないか、と思う。むしろ寄木の方がリアルというものだろう。そんなことするから、森林破壊が進むのだ。海外の巨木を調達する必要もないはずだ。
 
集成材は接着剤を使っているからダメという声もあるが、そんなことはない。なんなら伝統技術の膠で張り合わせるか、現代の科学の粋を集めて新たな集成材を作ればよいと思う。
 
復元だけでなく、修繕も同じだ。たいていの修繕は、その当時の最新技術を取り入れるものだ。だから法隆寺には中世の技法である貫が入っているし、東大寺の大仏殿には明治の修理の際にイギリス製の鉄骨とコンクリートを使っている。
平成の修理は、やはりCLTを使うべきかな( ̄ー ̄)。
 
 
せっかくだから、こんな復元城郭も。
5
 
これは復元された金沢城の五十間長屋。ようするに天守閣を取り囲む櫓をつなぐ部分である。2階建てなのだが、随分立派な木材をふんだんに使っている。
 
しかし、当時の城はまさに要塞で、 この長屋部分も倉庫として武器が保管されていた場所だし、そもそも足軽が走り回っていたわけで、こんなキレイなフローリングのような床じゃないだろう(笑)。もっと古材を張り合わせて、薄暗い倉庫風情を出せば、リアルなのに。
 
もっとも説明書きによると、城は幾度も火災に焼け落ちていて、復元モデルは幕末の安政の頃のものらしい。当時は、城を戦闘の場とはしていなかったから?
 
 
いずれにしろ、復元と言いつつ勝手な思い入れで無垢の木を使う必要はないだろう。

2015/06/13

シカ肉を売る店

近隣で見つけたお店。

 
そこはお酒と食品の店なのだが、久しぶりに訪れると、随分オシャレに、そして商品が充実していた。これまで安売りの店だったのが、今や品揃えと品質、そしてサービスの店に変わったらしい。
 
実際、酒はもちろん、食品類もかなりバラエティに富む。それも珍しいものが多い。デパ地下に負けないか、あるいは越えた品揃えだ。
 
たとえばポテトチップスさえ、見慣れないパッケージなので輸入品かと思えば、国産なのだが、実は日本で最初にボテチを売り出したメーカーだとかで厚切りの高品質のものである。
店員によると、「ときどき自分でホテトチップスを自作するんですが、それに負けない味ですよ」(^o^)。
 
なかなかの売り込みである。チーズの品揃えもすごくて、それを解説する店員もウンチクを披露する。
 
で、肉である。多様なドイツソーセージの数々。そしてシカ肉を見つけた。
 
001
残念ながら?(当たり前だけど)ニュージーランド産であったが、ジビエを日常的に置いている店が身近にあったのはうれしい。隣のラムチョップもうれしいが。
 
こういう食材は、身近であることが重要だと思う。外国産であろうと、シカ肉を欲しいと思ったときに手に入るのなら、料理のアラカルトにシカ肉料理が自然に加わるだろう。そのうち国産シカ肉が手に入っても抵抗なく手に取れるのではないか。
 
 
生駒界隈でこの手の不思議なお店を発見すると、なぜかうれしい。
沖縄食材とか、吉野の手づくりコンニャク、姫路のアーモンドペーストなんて地域限定食材をなぜか扱っていたり、奇妙なアンティーク・グッズの店だったり。バラの花専門店なんてのもある。たいして利用しないのに……(^^;)\(-_-メ;)。

2015/06/12

融合木に萌え~!

私は、融合した木を見るのが好き♡という、ちょっとマニアックな趣味があるのだが、こんな身近なところにあるとは思わなかった。

 
1 おお、絡みつくように伸びて、しっかりくっついておる。
 
3 融合部分のアップ。
 
実は、これ、タナカ山林にあったのである。
間伐していたら、ふと目に入ったのがこの木。この木の目の前を何百回と通っていたはずなのに、気づいていなかった。(まあ、密生していたけれど。)
 
それが、周りの低木を切り開いていると、現れたのである。
 
ただ、この木はもともと同じ木ではないかと思える。同じ切株?からの萌芽か、あるいは2つのドングリから芽を出したもの。
 
2 根元はこんな感じ。
 
それが途中で片方の幹が折れて? 吸収されてしまったような状態。
この木はタナカ山林の保存木に認定しなくてはね(^o^)。
 
 
 
ちなみに、生駒山中にある別の融合木も紹介しておこう。
016  1_2
 
龍間神社では、カヤとクロガネモチの大木が絡み合っている。これは大東市の保護樹木に指定されている。実は、クロガネモチは幹が2本あり、3本の融合だ。
 
こんな融合木を見たら「萌え」ないか?

2015/06/11

緑地をなめるな!

梅雨の合間のような晴れ間。

 
今のうちに少し運動しておかねばならない……という強迫観念。
 
やはり、遭難、もとい森歩きだな。うん。それも、少しハードに。
 
そこで少しだけ遠出をして、生駒山の大阪側にある某峰をめざす。低いが、登った気持ちになれる。しかも途中に野外活動センターがあり、池や遊歩道もある。雨で湿った森に分け入るのではなく、素直に山登りだ。森歩きだ。
 
車を走らせて、頭の中にあった駐車場所に行く。が、そこは工事中だった。がんがんトラックが走っている。警備員も立っている。とても停められずに、さらに車を走らせる。次もダメ。次も……。なんだか人が多すぎる。
 
ようやく某寺近くに駐車。が、その周りに人が人が人が。。。。平日なのに?
 
どうやら小学校や中学校の遠足らしい。さらに高齢者ハイキンググループといったところか。ぞろぞろ、ぞろぞろ、五月雨のようでいて、団体が右往左往。
 
登りだしても、人と会ってしまう。とっさに道を逸れる。対面にならぬよう別の道を選択。
私の森歩きは他人と出会ってはダメなのだ。
 
アカン。癒されん(泣)。。。なんとか頂きには登ったが、そこにも人が。「こんにちは」「こんにちは」「こんにちは」。。。挨拶ばかり(;´д`)。そそくさと下りる。
 
 
再び車を走らせる。森歩き中止。諦め。
とりあえず買い物。遠くの、普段行かないスーパーマーケットに行く。
さささと買い物。と、店の前に田畑があって、その奥に緑地が見えた。
 
あくまで緑地だ。周りは住宅地。もともとは広い緑に覆われた丘陵地であったのだろうが、どんどん振興住宅地が造成されて、わずかに残った緑地だろう。
私は、あの緑地の裏手にも、どんな住宅地が広がっているか、だいたい知っている。残された緑の面積は1ヘクタール、いや、その半分もないはず。ささやかな「市民の憩いの場」?
 
その緑地に、入っていく小路が目に入る。
 
失敗した森歩きのささやかなお口直し。。
 
分け入る。竹藪の中を進む。路は倒木に覆われる。路が消える。
分け入る。進む。これぐらいでは「お口直し」にならん。
 
斜面を登る。竹や雑木をかき分ける。濡れた葉が襲いかかる。急な谷を下りる。すぐ登る。
クモの巣が顔にかかる。素手でつかんだ枝が手にささる。昔、伐採した竹を積み上げたのであろうところに登る。ズボッと足がはまる。倒れる。。汗が吹き出る。
 
周りは緑一色。いや、土色だ。
ここは、小さな小さな緑地だ。奥山ではない。
 
木々の合間から住宅が見える。家の二階のベランダに洗濯物が見えた。
もう出よう。しゃにむに近づく。
そこは住宅の裏手で路はなかった。そのまま進んだら他人の家の庭に入ってしまう。不法侵入。。。そりゃやばい。
 
あわててUターン。
 
またかき分ける。谷を下りる。斜面を登る。尾根を進む。笹原にツッコム。足がはまる。。
 
 
 
……。。。(何時間森の中にいるんだ)
 
とうとう、某駐車場のわきに出た。そこは閑静な住宅街であった。。。。
 
ちっぽけな緑地といえども、なめてはいけません。ぜいぜい。時間は30分くらいであった。直線距離で100メートルも進んでいないだろう。
 
 
 
せっかくだから、その緑地の中でみかけたクヌギ。
 
1 造形美を感じますな。
 
 

2015/06/10

あれ?『大後悔時代』が……

風呂上がりに、何気なくテレビをつけたら……あれ、この番組……。

 
いや、驚きましたよ。だって、関東ローカル番組だって聞いていたから。
今日は関西では放送されないんだろうな、しても一週遅れとか、昼番組だとかになるんだろうと思っていたから。
 
先日、東京で収録した番組(『大後悔時代~失敗から学ぶTV~』)、今日やってるやん。
 
見たのは途中からだけど、おれ、映ってるやん(笑)。
 
あわてて写真撮ってみた( ̄ー ̄)。
 
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ちなみに想定どおり、あれだけ収録したのに放映されるのはごく一部だけだなあ。収録時とまったく同じ寸なのは途中で流されるVTRだけ。私を含む「専門家」のコメントなんて、あれほどしゃべったのにごく一部だ。
 
いや、私の発言が(おそらく)わずかだっただけではない。実は、雛壇の芸人の発言も、ほとんどカットされているのだよ。
とくに、デーブ・スペクターなんて、あれほと駄洒落を飛ばしまくったのに、放送されたのは一つだけじゃないかな(笑)。ほかの芸人・タレントの発言もバッサリですな。
 
025  
こうしてテレビ番組は作られていくのだね。
まあ、私も取材に2時間3時間かけても、使うのは1行コメントだけ、ということもあるから同じようなもんだけど。
10取材して1だけ採用しろ、とはマスコミ界の仕事のイロハだけど、それがテレビ業界には生きているのだなあ、と感じたのであった。
 

2015/06/09

カブトエビ先生!

このところ、散歩に出ては棚田を観察している。田植えが済み、水面が美しい季節だ。そして涼やかな水音がする。

 
水の張られた田んぼには、どこもオタマジャクシやミズスマシが多い。が、私の探しているのは、別の生物だ。
これ。
 
1 田植えの終わった水田によく泳いでいる。
 
 
カブトエビ。
 
カブトエビをご存じだろうか。すばしっこくて、形も動きもオタマジャクシに似ているが、完全に節足動物の甲殻類である。ただし、名前から連想するようにカブトガニに似ている。形もカブトガニをエビにしたようだ。甲羅を背負い、ひっくり返すと、エイリアン的な足がぞろぞろと並んでいて、身の部分は少ない。
 
これも生きている化石と呼ばれて、カブトガニと同じほど古い形質を残す。(ちなみに絶滅を危惧されるカブトガニは有名なのに、身近なカブトエビはなぜ知られていないのだろう。)
 
ここから三葉虫を連想してもおかしくはない。
 
 
すくうと、こんな感じ。
 
4
 
 
 
水の中を泳ぐが、実は姿が見られるのは今の時期だけ。夏前には田んぼの水が抜かれて姿を消す。ただしその前に卵を残す。その卵は乾燥に強くて、干からびた泥の中でも何年でも平気で過ごす。そして、再び水が張られると孵化するらしい。
 
 
面白いのは、生駒の田んぼでも、ぞろぞろいる水田と、全然見かけない水田があること。
水系が違うと侵入できず歴史的にいない地域があるのか、あるいは水田へ分布するには人が持ち込む必要性があるのか。
 
そのためか、カブトエビのいない田んぼの農家に聞くと、意外と知らない人が多い。こちらがびっくりする……。別に希少種でもないのだが。逆に「タガメならいるよ」と言われてしまった。タガメの方が希少じゃないかよお。。。
 
ちなみにカブトエビは除草効果が高いと言われている。雑草や浮草のような小さな植物を食べるし、常に泳ぎ回って泥をかき回すので生えにくくするらしい。
 
 
私がもぐりの教師をやっていた頃、(この経歴については追求しないこと。その方が身のためだよ。世の中には知らない方がよいこともあるのだ ̄ー ̄。)、田んぼのカブトエビを観察していて、生徒から「カブトエビ先生」と呼ばれたのだった。。。
 
 
 
今の季節、棚田には空も雲も溶け込む。たまには鳥やUFOも映る。この映った空の下にどれほどの生物がいるのか想像してみるとよい。
 
1_2
 
 

2015/06/08

Yahoo!ニュース「ブームになった遺産……」を書いた裏側

Yahoo!ニュースに「ブームになった「遺産」に意義はあるか? 」を執筆しました。

 
最初は、「林業遺産」について書こうかと思ったのだが、すでにブログでも一度書いているし、何よりYahoo!ニュースを読む人のほとんどは、「林業遺産」なんて知らないだろう、また興味も湧かないだろう……と思って、「遺産」全般について記すことにした。
 
実際、世界遺産以来、なにとかと遺産と名付けて認定することが増えている。別に希少・貴重なものを認定することが悪いんではないが、どうも意図があやふやで、しかもどんどんずれていくように思える。次の世界遺産候補に上がっているのを見ると、???ばかりだ。
 
 
そんなわけで、ちょっと腐しておいたが、とはいえ、ちゃんと「林業遺産」についても紹介しておきましたぜ。
 

2015/06/07

エリンギから考えた

エリンギは、今や身近なキノコになった。スーパーマーケットの野菜売り場なら、年中並んでいるのではないか。

 
5
 
なかなか歯ごたえがあって、私も好きなキノコの一つなのだ。で、今日も買ってきた。
 
もともとエリンギはヨーロッパから中欧アジアが原産らしく、日本には存在しないキノコだった。それが、栽培という形でこんなに広がるとは思わなかった。外来種だが、栽培地らか胞子が飛んで、こっそり日本の山に“自生”しないのだろうか……。
 
 
ところが、エリンギの胞子は、生産者にとって非常にやっかいなのだそうだ。
 
エリンギはヒラタケ属だが、やたら胞子が多く出るらしい。そして、これが問題なのだ。
大量に栽培していると、莫大な胞子を放出する。それを吸い込み続けると、肺臓炎やアレルギー疾患にかかる(いわゆるキノコ肺)になってしまうとか。
しかも栽培施設もすぐに痛むし、毎度のクリーニングが大変。さらにこの胞子が害菌を呼び込みやすいという。(その割には野生化しないのは不思議。)
 
 
6 ちょっと胞子がないか覗いてみた。
う~ん、市販する前に胞子は出終わるようだな。
 
 
そこで鳥取県にある日本きのこセンターが、無胞子性のエリンギを開発したという。まずは朗報だろう。
 
 
もっとも、私の目が止まったのは、無胞子性エリンギの培地は、スギのおが粉を大量に使っているとあったからだ。
 
今市場に出回っている通常のエリンギは、主にトウモロコシの穂軸をつぶした粉(コーンコブ)やふすま、糠を培地にしている。コーンコブはどこから調達しているのか不思議だが、培地としては人気だそうだ
ところが、無胞子性エリンギの培地は、8割をスギのおが粉が占めるという。
 
 
キノコの培地は、私も興味があった。なかにはジャガイモだとか紅茶抽出滓やコーヒー抽出滓も使えるというが、主流はやはりおが粉だろう。
 
おが粉は、どのようにして供給されているのだろうか。キノコ培地などは、どんどん消費されているのだから結構な量が必要だろう。
もちろん、丸太をトンだとか立米単位で扱う林業家にとってはしれた量に感じるかもしれないが、もう少し需要先として検討できないだろうか。
 
以前、割り箸は林業の周辺産業と位置づけられているが、その付加価値は大きく、下手に建材にするより割り箸をつくった方が高くなるケースがあった。だから林業とは割り箸生産のための産業だと位置づけてもよいと思えた。
 
同じくおが粉の使い道をしっかり押さえたら、立派な林業の王道になれるような気がする。目的別に優秀なおが粉を生産したら、高く売れるかもしれない。

2015/06/06

窓から覗く伐採現場

このところ、仕事場にチェンソーの音が響いてくる。

 
音の発生源を探して、窓から覗く。……言っておくが、我が家は新興住宅地の一角であって、決して山間部ではないのだよ。周りも住宅が建て込んでいる。チェンソーを扱う家なんて、まずない。あるとしたら、我が家だ(~_~;)。私が、たまにガレージでチェンソーを整備したついでにふかしているからだ。あ、薪ストーブを備えた家の門前で、電動チェンソーを使って丸太を切断しているのを目にしたことはあるなあ。
 
それでも、窓から覗くと、家と家の間に伐採現場をすぐに発見。
 
1 多少、望遠を使っております。
 
住宅地の際にある山の木を伐っていた。ここは、すでに宅地造成はされているのだが、ここ30年くらい何も建っていず、草の繁った土地だったのだが。
私自身は、ここに家を建てたら、すぐ横の山林を自分の好きに使えていいなあ、と思っていたのだが。
 
ここで伐採を始めたということは、この土地についに家が建つのだろうか。
 
……しかし、その伐採の音がすっきりしないのだ。音が響いたり、弱まったり。伐るならさっさと伐れよ、と思うのに、なかなか進まない。少し伐っては何かゴソゴソいじっている。
どうも、山林部を全部切り開こうというわけではなく、法面の木を除くぐらいか。伐り方も、イマイチ素人ぽいなあ。工務店がやっているのかもしれない。
 
伐るときは、一気に全部伐れ。逡巡するな!
どうせ夏だ、すぐに周辺の枝葉が繁るんだから、遠慮するな、伐って伐って伐りまくれ!
もっとバッサリ伐れば、サルもイノシシも寄りつかなくなるよ!
 
こっそり覗きながら、思わず、俺に伐らせてくれ! と思ってしまうのである。

2015/06/05

生駒山にニホンザル?

回覧板に寄ると、生駒市の市街地部分にサルが出没しているらしい。

 
最初は3月8日で、今までに約70件の目撃情報が市に寄せられたとか。
だいたい2~3匹で、畑の作物や木に成っている果物を食べていたり、住宅の屋根や車に登っているらしい。さらに中学生を追いかけたという報告もあるという。どうも、人に慣れてきたのではないか。あまりよい話ではない。
 
 
わりと広範囲に移動しているとかで、実は我が家のある町にも目撃されている。裏山に潜んでいるのかもしれん。
山にはハイカーも多いが、山の中で出会う可能性はある。また山間部の農地には、よく収穫しないで放置された農作物があるから、よい餌場になっているのかも。間違っても餌を与えたりしないでほしい。
 
それにしても、ちょっと不思議だ。生駒市、というより生駒山は孤立した山地なのである。野生のサルが生息しているような土地ではない。イノシシやタヌキ、イタチは豊富だが、シカもサルもいないはずだった。
 
渡ってきたとしても、なかなかルートがつかめない。
南北に延びている生駒山地は、西は大阪府。東は矢田丘陵を跨いで奈良市。どちらも広い市街地が広がっていて、簡単に野生動物は移動できないだろう。南は金剛山地との間に大和川が流れていて分断されている。川の両側も市街地だが、これを抜けて渡れるだろうか。
 
そして北。こちらは切れ切れながら大阪府の枚方方面から京都府につながっている。しかし、こちらも野生サルのいる土地ではない。京都南部の山塊につながるためには木津川を渡らなくてはならないし……。
 
グーグルマップで見てみると、こんな感じ。生駒山地は真ん中の緑の部分だ。周辺の緑とは途切れていることがわかるだろう。
 
Photo どこから生駒に侵入したのか?
 
 
ということは、このサル(ニホンザルだと思うが、証拠はない)、よほどの冒険旅行に出たらしい。しかも2~3匹だということは、ある意味群を分裂させて新天地に向かおうとしているのか? 生駒山は、あんまり暮らしやすいとは思えないが……。
 
実際、生駒市では檻を仕掛けるほか、捕獲作戦を展開する用意もしているそうだ。やるなら徹底的にやらないとなあ。大阪府側にも通知すべきだろう。
 
 

2015/06/04

テレビ収録で感じた「都会の魅力」

先日、テレビ番組の収録で東京に行ったことに少し触れた。

 
私が関係した番組のコーナーのテーマは「田舎暮らし」である。森林でも林業でもないのであしからず。
私にとっても、ここ数年は田舎暮らしを直接取り扱うことはなかったと思うが、かつては盛んに取材していた。数百人を取材して、本も2冊田舎で起業!』と『田舎で暮らす!を出している。また、林業取材などで山村を訪れても、たいていは田舎暮らしをする移住者に出会うことは多い。まあ、だからお呼びがかかったのだろうけど。
 
さて収録は、予定していた夕方のスタート時間を約2時間遅れになった。MC担当の芸人が、山梨からスタジオに向かう途中で事故渋滞に巻き込まれたのだそうだ。そのため、私は控室でだらだらと待っていた。
私は、すでに宿泊が決まっていたのでさほど気にしていなかった(そもそも収録が予定どおり進まないことぐらいは知っている)が、スタッフは幾度も恐縮して控室に訪ねてきてくれた。
 
自称・一番下っぱのディレクターで、実はADも兼ねている女性は、私に謝りつつ、ああ、早く終わりたいよお、と愚痴っていた(笑)。なんでも、その日も朝まで収録していたのだそうである。それから会社にもどって仮眠して、またスタジオで次の収録。……それが押しているということは、今晩も午前様……朝まで引っ張る可能性は高い。
 
彼女は、番組で使うVTRの取材でけ田舎を結構回ったらしい。そして移住者が語る田舎でびっくりした話も、そんなに感じなかったとか。
 
なぜなら、彼女も田舎出身だからだ(~_~;)。実家は山形で、農業をしているのだそうだ。家は兄が継いでいるが、農業の楽しさと言われてもねえ。。。というわけである(⌒ー⌒)。
 
もっとも、東京でいつ家に帰れるのかわからない毎日を送っていると、それはそれでストレスも溜まるし、田舎暮らしに憧れる気持ちもわからなくはない、という。
疲れがすぐに取れない。。。最近21歳の若い娘が入ったんだけど、元気なんですよ。もう敵わない……というから、彼女の年を聞くと27歳。なんだ、私から見たら変わらん。どっちも若いじゃねえか(ーー;)。
 
彼女は非常に素直に、そして両眼で田舎と都会を見ていた。そして、やはり都会で生きていくんだろうなあ、とのことであった。
 
こんな愚痴のような話をしてくれたのも、私の退屈を慰めるためなのだろう。 
 
 
 
さて収録中は、みんなテンション高かった。MCや雛壇の芸人・タレントだけでなく、スタッフも明るい、元気いっぱい。少しのことに大きなリアクションと笑い声。ツッコミ。私の話なんて、ちょっと間を空けた途端にすぐ割り込まれる。そのうえで素人の私にも気をつかってくれる。
正直、そんなに面白くなくても、あえて大声で笑う、リアクションを取ることで、場の空気を盛り上げているのである。私も巻き込まれたような、いや仲間入りする気分で大きくリアクションを取る。
 
そして収録終わり。……その場の参加者全員で一つの作品づくりをなし遂げたような、小さいながらも一体感と高揚感が漂う。それは結構な刺激であり、快感であった。
それは中学生、高校生の頃の文化祭の終わった後の気分が毎度漂うと思えばよいかもしれない。
 
私の出た部分は約1時間の収録だったが、考えていたことの半分も話せなかった。が、放映時はさらに編集で2分の1、3分の1に削られるだろうから、とても満足できた内容ではない。それでも、心地よい疲れと達成感に包まれた。
 
なるほど、こんな収録と番組づくりをやっていたら、刺激を感じぱなしだ。中毒になるわ。これこそ「都会の魅力」なのかもしれない。若いうちは田舎に帰ろうと思わないかもしれん。
別にテレビ番組だけでなく、都会にはこの手の刺激が目白押しだ。きつい、つらい、と言いつつ快感・高揚感を覚えてしまったら、簡単には抜け出せない。
私も午前様でホテルにたどりつき、疲れているのにすぐ寝るのが惜しくなる。 
 
それでも、田舎をめざす都会人は増えている。田舎暮らしに挑戦したくなるのは、この手の刺激が麻痺するほど繰り返されて精神的に追い込まれるか、あるいは田舎で都会にはない新しい刺激を求める意識がなければやろうと思わないのではないかな。
 
 
……そんなことを考えつつ、私は夜が明けると千葉の田舎に向かったのであった。海を見て、森を抜けて、田園風景の広がる中を列車は走る。そして気がつくとスギ林の中を歩いていたのである。これは「都会の魅力」からの解毒かもしれん。。。
 
 

2015/06/03

日本刀女子から森づくりゲームへ

テレビで「日本刀女子」を紹介していた。

 
最初は???だったのだが、なんと日本刀を偏愛する女性が増えているのだそうだ。日本刀を扱った展示会に若い女性が殺到し、ムックや書籍、写真集も日本刀特集が大ヒット……という話。
 
見ていると、うら若き女性が反りや刃紋について語り、歴史上における名刀の名がすらすら出る……なんて世界が広がっているんだ!
 
謎解きすると、この日本刀ブームはどうやら、オンラインゲーム「刀剣乱舞」の影響らしい。「三日月宗近」や「加州清光」といった名刀を美男子キャラクターに擬して、合戦を通して育てるゲームだという。
 
それを知って、急にしらけたのだが……とはいえ、オタクの力は強い。初っぱなこそゲームであり、美男子キャラに魅せられたのだとしても、その後は日本刀の歴史や製造工程にまで興味を示したのなら、奥深い文化に触れたことになる。
 
そういや、つい最近まで流行りのゲームは「艦隊コレクション」だったなあ。日本の旧海軍の軍艦を美少女キャラに擬したゲーム(そしてアニメなど)で、急に軍艦のことに詳しくなった人が増えた。まあ、私もかつて若い頃ははまっていた(「艦これ」ではなく、ミリタリーマニア的に軍艦や軍用機などに。ああ、でも「艦これ」もアニメをしっかり見たなあ(笑))))。
 
単なるゲームやアニメのキャラに興味を示したというレベルで留まることなく、オタクはマニアックな微に入り細にいり、細かな情報を渉猟するわけだから、なかには当時の政治情勢や船舶構造に詳しくなった者もいるだろうし、さらに過去の戦争の現実に眼を向ける者もなかにはいたに違いない。
 
同じことが日本刀に起きたら、日本刀鍛冶だけでなく、鍛造そのものに興味を持つかもしれない。それは工芸であり、深い技術と文化である。なかには治金科学に分け入る者だっているだろう。もはやオタクというよりは、深遠な美と文化と科学の世界へ足を踏み入れることになる。
 
私も、実は鍛冶屋の取材をやっていて、あの世界には引かれるものがある。鍛冶屋で購入した包丁とナイフは今も愛用する。オタクは強烈な吸引力を持つのだ。
 
 
そして、この構造は、例の「ニコニコ超会議」と同じなのかもしれない。オタク的興味は、その気になれば奥深い教養に結びつけることが可能だ。
 
 
……まあ、ここで林業や木工も、誰かオタク的な分野を切り開いてくれたら、とつなげると、いきなり楽屋落ち的になるのだが。
 
 
そこでゲームのアイデアを考えた。「森林創世・森づくりゲーム」だ。
 
基本的に実際にある地球上の一地方を舞台で森づくりに挑戦する。植えても天然更新でもよい。樹種の選択から始まり、育林の手法を打ち込む。
初心者の舞台はフィンランド(^o^)。樹種は少なく、単調な植生の地で、いかに豊かな森をつくるのか。自らフォレスター気分で行うのだ。
次はイギリスで牧場を森林に変えることに挑戦。さらにドイツやオーストリアに移る。いずれも、まだまだ樹も草も種類は少なく、生態系は比較的単純だ。
ただフランスになると、針葉樹林より広葉樹林をつくらねばならなくなり、少し難易度が上がるとか。
さらに沙漠の緑化にも挑戦しなければならない。サハラ砂漠にゴビ沙漠。クブチ沙漠。最後は超難易はアタカマ沙漠だ。
 
それがアメリカの森、そして日本の森になると、俄然難しくなる。多種多様な植生と複雑な生態系の中で、何を植えるか、どの木を間伐するか。思っても見なかった植物が繁茂してしまったり、獣害が発生したり。 
 
この森づくりを成功させるためには、動植物の知識だけでなく、菌類や微生物のことも知らねばならない。昆虫からトビムシのような地中の生物学、さらに気象学や地質学、土壌学の智恵と実例を知ることが重要となる。そして、何より生態学は欠かせない。
 
勉強になるぞ。100年かかる森づくりを、パソコンの中では数日で挑戦する。ときに森林火災が発生したり、病害虫の蔓延、酸性雨や異常気象に悩まされ……。
 
最後は、熱帯雨林だな。ボルネオやコンゴで森づくりを成功させたら、ガイアの英雄の称号を与える(笑)。
 
 
このように森づくりゲームを全部クリアした強者は、それからようやく林業ゲームと進めるのだよ(⌒ー⌒)。 (森づくりをクリアできない奴は林業ゲームに参加できない。)
 
今度は森づくりだけでなく、伐採、搬出の技術とか、雇用や人材教育、そして市場と経済情勢を読んで行わねばならない……。いかに林業が難しい世界であるか思い知るだろう。これは、林業界の人材育成ゲームでもあるのだ。
 
ああ、でもゲームをつくる人が、それだけの知識を持てるだろうか……。
 

2015/06/02

アジサイ移植

土曜日に京都の土倉家よりいただいたアジサイを、山に移植した。

 
タナカ山林アジサイ第一号である。
 
まずは穴堀り。……表面は、よい土だ。少し掘ると菌糸が白くいっぱいで、皆伐して一年経つとはいえ森林土壌としては上々。
ところが、その下がイカン。石だらけなのだ。生駒石と呼ぶ火山岩の一種がごろごろと出てくる。穴堀りというより、石の掘り出し。大きな石をなんとか取り出すと、そこに穴が開いている、という感じなのだ。
せいぜい深さは30センチ程度なのだが、えらく苦労した。汗が噴き出す。
 
そして、植えました。
 
006 ようやく移植完了。掘った穴は写真を撮り忘れた。
 
石ばかり掘り出したので、土が足りずに困る。周囲からかき集め、最後は石で根元を固めた。
持ち帰ったアジサイより苗を10本くらい挿し木した残りの部分。かなり葉はむしったが、背丈葉1・3メートルくらいあるかな。うまく根付いてほしいのだが。
 
そして水をやるために、バケツを持ってラッキーガーデンを2往復。さらに近くの沢でも汲む。
まあ、天気予報では明日から近畿も梅雨入りしそうなので、雨さえ降れば心配いらないのだけどね。
 
しかし、周りの草刈りもそのうちしなくてはいかん。ササが増えているのが気にかかる。草刈りが終わった頃に、アジサイの挿し木苗やクヌギの苗を移植しようか。
 
 
朝と泥だらけになったので、ラッキーガーデンでしばし一服。軍手で汚れた格好をしていたせいか、客から質問される。
 
「あの~、ホタルはもう見られるでしょうか」
「ああ、もう出ていますよ。6月中旬が盛りかな。この店の下の棚田にもいるし、隣の西畑の棚田地帯に行けば群舞している」
テキトーに応えるv(^0^)。私も客と思わず、店の関係者だと勘違いされたようだ。
 
Dsc_0004 野外カフェ。カップル席に一人で座る。
 
見れば棚田も田植えが終わり、もっとも美しい季節になったようだ。

2015/06/01

テレビ番組収録

昨日より東京へ。実は、テレビ番組の収録のためだった。

 
Dsc_0002 台本です。関東ローカルの特番だそうで。
 
 
こう見えても年に数回はテレビなどに出たり関わっているのだが、今回は久々のスタジオ収録。しかも、作り込んだ番組であった。いつもは野外とかで、「好きにしゃべってください~」ぐらいで済むんだけどね(^^;)。
 
事前にメールや電話で幾度も打ち合わせし、現場でも打ち合わせとリハーサル。で「好きにしゃべってください~」でした(笑)。いや、作り込んだ作品というのもいいもんです。
 
ま、収録は諸般の事情で予定の2時間遅れでスタートし、終わったのは午前様目前。私の出演が終わってからもまだまだあるのでスタッフは、朝を見るんだろうなあ。
しかし、スタッフと出演芸能人のそれなりのスゴサを感じたのであった。
 
でも、それについてはまたの機会に。
 

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森と林業と田舎