Yahoo!ニュース〔個人〕に私が月に数本寄稿していることは、このブログにも連動させているからご存じだろうが、この度5月のMVAを受賞した。
受賞した記事は、これ。
ちなみにMVAは、Most Valuable Article、「もっとも価値のある記事」という意味か。
もともとYahoo!ニュースに関しては、アクセス数が基準になっている。興味深い記事は、それだけ多くの人が読む、というわけだ。しかし私が手がけている「森林を巡る記事」のような極めて狭い分野の記事は、そんなにアクセスが伸びることはない。
有名人の書く記事や、一般人の興味を持つ政治や経済、社会ネタ、ときに実用記事などは、爆発的なアクセス数を記録している。
その点、私の記事はアクセスが高まる可能性は極めて低いと諦めていた(~_~;)。
私のYahoo!ニュースへの執筆は、いわばマーケティングと捉えていて、狭いなかでも、世間はどんな(森林)記事に興味を示すか試す意味も持っている。
広く森林問題を取り上げたらアクセスが伸びるのか、林業のマニアックな記事にどんな関心を集められるのか、時事的な記事か専門科学的な記事か。あるいは軽い文体にすべきか、真っ向勝負の書き方がよいのか。。。
ところが今年1月より、Yahoo!ニュースの評価基準にMVAが加えられた。
それについては、以下の記事の冒頭に説明がある。
ちなみに今回選ばれた記事は、5本。私のは4番目に受賞理由などが掲載されています。
有り難いと同時に意外感も。この記事は、アップ時はそんな反響があったわけではないからだ。いわば林業コミュニティー内向き。外部の人が興味を示すとは思わなかった。
これを励みに(笑)、Yahoo!ニュース向きにも森林や林業界のマニアックな記事をどんどん書いていこう(⌒ー⌒)。
ところで、今後の方向性を予想すると、私の勘では、日本の林業も遠からずファンドなどの資金が流入する時代が来るだろうと思う。もちろんアメリカと同じではない。
問題は、森林が買い上げられた後の経営だ。ファンドが森林経営できるわけはなく、それを運営するプロ集団が欠かせない。それも地域限定ではなく、全国どこでも出かけていき指導したり、施業を行うようなメンバーを擁した集団だ。いわば「空飛ぶ林業家」である。
さらに補助金制度も、こうした新たな委託林業に合わせて改革が求められるだろう。
大規模で専門家集団に委託する林業は、地域の小規模自伐林業と対立する形態になるかもしれない……。
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