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森と林業の本

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2015/07/13

瓶の中は外とつながっている

これまで幾度かに渡って紹介してきた「瓶の中の森づくり」。

 
瓶の中に森の土を入れて、その後の変化を楽しみ、できれば瓶の中に植物が育って森のようになればいいなあ、というプロジェクトなんだが……2月にスタートして約半年。
 
なかなか難渋している。
 ゛
すでに紹介したが、最初の土では全然植物が生えてこない。どうも種子が埋もれていなかったようだ。そこで苔も含めて土を入れ直した。もちろん、瓶の中の土を常に湿らせたり、温かいところ、光の指すところに置く……などいろいろ手を尽くした。
 
が、イマイチ植物が生えてこないのである。数度、小さな芽が出たことがあるものの、育たない。水分も光もあるのに。
 
そこで諦め半分、瓶を室外に出した。ベランダに置いたのである。最初は庇の下だったが、思い切って屋根の外側にした。そして蓋も外した。もちろん、これまでも蓋をとって空気の入れ換えはしていたが、今度は完全全開である。蓋を取った口は大きいから、雨も吹き込む。
 
そして……気がつけば、こんな状態。
 
 
2
 
おおお、植物が育っておる!\(^o^)/。。。。・°°・(>_<)・°°・。。。(嬉し泣き)。
 
苔は枯れたが、手前の大きな草のほか、奥にも細い草がヒョロヒョロと。クマも喜んでいるであろう。
 
やはり、種子は外から飛んできたのだろうか。まだ同定はしていないからなんという草かわからないのだが……。
 
空気中にどんな植物種子が浮遊しているのかも気になる。誰か研究していないかな。
 
しかし、野外の力はスゴいね。瓶の中という小宇宙に森をつくろうと思ったが、実は瓶の中のような閉鎖空間さえ外の世界とつながることで生かされるのだ。
 
そういや、以前、冬に多肉植物が室内で萎れてしまったので、外に出したことがある。すると、寒空の下にも関わらず元気を取り戻したのだ。単に気温とか湿度・水分とは違う要素・環境が野外にはあるのだろうか。
 
 
 
やはり森は野外にあれ、地球環境とつながるべし、なのかもしれない。

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