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森と林業の本

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2015/08/17

田んぼの水の中観察

散歩の道筋、稲穂がそろそろ立ちだした。
 

もうそろそろ、田んぼの水が抜かれて干す時期かと思ったが、意外やまだまだは水が張られていた。

 
そこで、水の中の観察。初夏はカブトエビが見られたが、今は何がいる? ミズスマシはすぐ見つけてたけれど……。
 
Photo
 
ほお。ゲンゴロウがいるではないか。
 
なんか、最近は希少種扱いされることもあるが、今のところ生駒ではそんなに珍しくないようだ。言われるほど農薬も使っていない、あるいは選択性農薬に絞っているのだろう。
 
そして、もう一つ。
 
何か水中を動くものを発見。しかし、なかなかカメラにおさまらない。
 
005
 
こである。ホウネンエビ、かな。 特別珍しくはないけれど、意外と知られていないというか、気をつけて観察しないと気づかない水田の生き物だ。エビとつくがエビ類ではなく、ミジンコに近いらしい。
ここには緑と茶の色違いがいたが、なかなか愛嬌のある動きをする。もっとも、稲にも人間にも何の役にも立たない。昔は観賞用に飼育されることもあったそうだけど。
 
しかし、無用の用とでもいうか、いなくなったら世の中が危険になった証拠である。
 
 
こいつらは、田んぼから水を抜かれたら、卵の状態で冬眠して乾燥に耐え、次の春を待つ。
 

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コメント

ガムシのようにも見えます

ガムシ? 知らなかったので検索しましたが、なるほど!
似ていますね。
 
今となっては、ゲンゴロウかガムシか調べようがありませんが、勉強になります。

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