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2015/08/27

幕末に導入された製材機

古本「木材利用の発展」から、こんな図画を見つけた。

 
Photo
読み取りやすいように、大きめに掲載しよう。(なんて親切なんだ。。。。)
 
慶応2年である。すでに開国しており、明治維新の2年前。
 
なんと製材機が見せ物になっていた!  西洋伝来の木匠器機は、実用より見て楽しむものだった?
もっとも、いくら絵を見ても、どれがどのように加工しているのか理解できないのだが……。
 
ともあれ、最初はお雇い外国人を教師として機械技術も学んだわけだが、なかなか大変だったらしい。勝海舟は、木挽き職人を集めてフランスの技術者に製材機の目立てを教えようとしたが、我流が強くていうことを聞かず、てこずったという。
しかし、やがて民間にも導入され、あっと言う間に我が物にしてしまったのである。

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コメント

蒸気機関かと思いましたが、左の大きな車輪を人力で回して動力にしてるんですかね?

動力は何かわかりにくいですね。左の機器は私も薪をくべる蒸気機関かと思いましたが、どうも違う。
結局、見せ物だから、人力でやってるんじゃないですかね。。。。

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