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森と林業の本

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2015/09/18

キリ?が群生

タナカ山林の現状報告。

 
皆伐した跡地に、なぜかキリが群生し始めた。(キリじゃない?キリっぽいのだけど……。)
 
159_1
 
これまでササが繁りだしたので、その刈り取りが課題だったのだが……。急にキリが目立ち始めたのだ。
 ゛
もちろん、これまでも生えているのは確認していたのだが、私はむしろこの木が早く伸びて覆えばササが退潮するかも、と期待する気持ちもあったのだが……。
 
なんだかササ以上(~_~;)。あれよあれよと、高さも2メートルを超えて人の身長を越えたし、早くもブッシュで見通しも悪くなった。
 
そこでササとともに刈り取りも始める。まだ太さは直径1センチくらいだから、伐るのは簡単。
 
と言っても、少しは残す。なんたって成長が早いから、森らしい景観づくりには活かせるかもしれない。今は草の延長のような姿だが、数年で樹木ぽくなるだろう。高さ10メートルくらいにはなるそうだ。
 
 
そこで、キリという植物について少し調べてみた。
よく知られる通り、その材質はもっとも軽い木材の一つ。桐箪笥のように高級家具にも使われる。また水を通さず、温度変化にも強いので火事にあっても中身を燃やさないといわれる。
 
が、驚いたのは、キリは草の仲間とされているということ。樹木ではないと? 意外と、樹木のようで草だという種類は多いらしい。
しかし、太れば木質部分ができるのだから、樹木と草の違いをどこで決めているのか。
 
 
そういや、東南アジアで最近は早生樹種として人気のファルカタも草の仲間ではなかったっけ。10年せずに直径30センチくらいに育つと言われるが。
 
すでに合板、集成材、ボード類などに使われるが、製材などすると、木粉が飛び散り、それが身体に悪いと聞く。ただし強度はない。
 
 
話をキリにもどすが、なぜ急に生えたのだろうね。どこから種子が入ってきたのか。
 
せっかくだから、キリ林をつくるのもよいかもしれない。
キレイな桐林ができたら、タナカの桐畑と名付けよう(~_~;)。

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