奈良に木造5階建て、CLTによるビルが建てられることになった。
一般紙にもまだ発表になっていないスクープ!!!
とまあ、あおるほどのことはないのだが、そのことを記事にした。
CLTの建物は、全国に少しずつ建ち始めているが、意外やビルディングと言えるほど複層階の建物はまだ見かけない。第1号の高知大豊町のビルは3階建て。普通の木造でも建てられる階数だ。
奈良に建つのは1階がRCで2~5階がCLTのビル。来年3月に竣工予定だが、おそらくその時点ではCLT最高峰になるだろう(笑)。(ちなみにCLTを使っていない木造5階建てはすでにある。)
ただ福祉目的の施設という点でも初めて。林野庁は、木造は子供や年寄り、障害者の集まる場所として適切だという事例にしようと熱心らしい。
ただ、CLTは構造パネルだから、完成したら隠れてしまって触れられないのである。そこで今回のビルには、改めて外装・内装ともに別の木質素材を張り付けるそうだ。
だったらCLTかどうかは関係ないような気が………(ソレハイッテハダメナノデス。)
建設予定地。現在、地盤強化工事中。5階建てビルくらいなら、本来はいらないのだがCLTで国の認可を取るために必要になったのだとか。
ちなみに、この土地からは遺跡は出なかったよう。これは奈良の建設関係者の間では、かなりホッとする出来事。どこ掘っても何か遺跡出るからねえ。そして遺跡が見つかったら調査のために建設期間が大幅に延びて、しかも発掘調査費用まで負担しなければならない。
ともあれ、今後の建築工程もできるかぎり追いたい。
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