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森と林業の本

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2015/10/13

チェンソーアート・カレンダー

別に林業機械を見に行ったわけではないのだが、足を運んだ岐阜の高山で開かれた林業機械展。

 
各ブースをまわれば、いろいろ林業機械などのパンフレットや粗品をもらえる。それが、そこそこの量になり、結構な収穫なのであった(^o^)。
 
で、今回のもっとも楽しい収穫物。
 
Img001
 
来年のカレンダー(笑)。ちと気が早いか? これはチェンソーアート・ジャパンのものである。
 
実は機械展は機会展でもあったようで、多くの久しぶり・懐かしの人に出会った。その中で意外だったのは、チェンソーアーティストの城所夫妻であった。チェンソーアート世界チャンピオンの城所啓二氏は、コベルコのブースでチェンソーアートを行っていたのだ。
 
正確に言えば、啓二氏は席を外していて、会えたのは奥さんなんだけど(^^;)。
 
そしてカレンダーをもらったわけである。
 
 
中を開くと、こんな写真が並ぶ。
 
Img003  Img002
 
このところご無沙汰であったが、私はチェンソーアートも重要な林業の一部、成果物になると思っている。見せる林業、魅せる林業の最たるものだからだ。
 
林業、というより木材製品の魅力は、木質ゆえの存在感だ。ほかの素材では得られない五感に響く官能美。それを短時間に造形してみせるチェンソーアートは、結構重要な位置にあると思っている。
 
日本で広がって約15年。最初は丸太を削って作品をつくる過程を見せるショー的要素が強かったが、最近は作品そのものの魅力も強まっている。アート作品としての価値を生み出す段階になったのではないか。 
 
今後は、チェンソーアートでつくる家具や、内装・外装品を販売するビジネスも広がっていくのではないかと想像している。というか、願っている。
もちろん質が要求されるうえに作り手の数は限られているから、いきなり大ブレークして拡散するとは思えないが。
 
木づかい運動って、木材の使用量を競うことではなくて、木製品を通して「木っていいな」と思わせることではないのかね。それは人の眼に映らない大壁の建物の柱やパネルとか、燃やしてしまうバイオマス発電に木を使うのではないはず。
必要なのは、目にして触って匂いも嗅げる木製の家具やグッズが大切なはず。しかも、出来がほれぼれするような高品質でなければ。
 
その象徴としてのチェンソーアートにもっと注目したい。
 
 

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