これまで幾度も生駒山で進むナラ枯れの報告をしてきたが、とくに街中のナラ枯れはどうなるのか心配していた。
せっかくだからちょっと見学。
見てのとおり、作業車で枝を1本1本切って下ろす作業。道はふさぐわ、電線に気をつけねばならんわ、なかなかの大変な様子だ。
しかも、翌日は裏手から大クレーン車で上部の樹冠部を吊るし伐りしていた。つまり2日がかりだ。
これが一本の処理だからなあ。市内各地にあるよ。。。。
ちなみに作業を行っていたトラックには、「中野林業」の文字が。これは吉野林業の一角の中野林業と同じなのかどうかわからない。
ただ林業会社にとってもナラ枯れ被害木の撤去は、大きな仕事になるんじゃないかな。。。
ところで、近隣の山に入って、枯れたコナラを探しつつ歩いてみた。
カシノナガキクイムシの穿孔からみんな盛大に木粉をふいている。コナラというコナラに広がっている様子。
ただ残念ながら? カエンダケは発見できなかった。地域性があるらしい。カエンダケの胞子は、どのように散布されているのだろうか。
一方で、あきらかに穿孔がありカシナガが入っているにも関わらず、枯れていないコナラもいくらか見つける。
このように黒い染みが一面覆っている。どうやらヤニが出て、カシナガの穿孔を埋めてしまったらしい。そして今のところ葉も繁っている。カシナガとの戦いに勝ったのか?
これはマツ枯れの際も言われたことだが、ヤニがよく出る木は病害虫に強いという法則?は、ナラ枯れにも当てはまるのだろうか。
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