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2015/11/04

キノコの魅力

昨日は、山林の視察の後にキノコ料理店に行った。

 
生駒にはキノコ料理専門店があるのである。それも住宅街のなかにひっそりと(笑)。この店のオーナーは、いかにもキノコマニアぽくて、店にはキノコ・グッズも売っていた。
 
そして出された料理に使用したキノコがこれ。一部である。
 
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ここには何種類あるだろうか。シイタケ、ヤマブシタケ、野生エノキタケ、トキイロヒラタケ、ササクレヒトヨタケ、タモギタケ、ハタケシメジ、エリンギ……。ほかにもここには乗せられていないが、マツタケやアミガサタケなども料理に出たよん。
 
もちろん、ほとんど栽培キノコである。こんなに多くのキノコが栽培されていたとは思わなかった。なかには日本で一農家だけ(特用林産物だから林家と言うべきか?)栽培しているケースもあるらしいし、中国からの輸入品もあるそうだが。
 
ただ、栽培できるのは、ほとんど腐生菌や寄生菌キノコだ。マツタケのような生きた木々に着く菌根菌キノコは栽培が難しい。できても生きた樹木の根が必要となれば、なかなか大量生産はできないだろう。(ホンシメジは培養土で栽培できる菌根菌の例外。)
 
ところで今秋は雨が少ないせいか、まだ生駒山にキノコはあまり見かけない。むしろ夏の方が多く出ていたように思う。
 
私も森の中を歩いていて、写真を撮るのは樹木よりキノコの方が多いという、。ちょっとキノコマニア(~_~;)。裏山にもよく生える。
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Photo
これは、庭に生えてきたアミガサタケの一種。石の下から生えてきたため、歪んでいる。残念ながらドレスを広げたところは撮れなかった。
 
もちろん、私にキノコを正確に同定する力はないので、山でキノコを採取して食べることは一切しない。ただ、その姿を愛でているだけ(~_~;)。
 
秋になると、テレビなどでもキノコ特集が行われるが、たいてい「食べられるか」「食べられないか」ばかりになる。そして「詳しい人に分類してもらいなさい」で終わる。素人が手を出せるレベルではないのである。
 
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最強毒キノコ・カエンタケはわかるけどね(^o^)。今年は、まだ見ていないというか探していない。多分、多くのナラ枯れが発生したから、カエンタケも大量発生?するのではないかと睨んでいるのだけど。
 
キノコは、食べなくても姿形に魅力がある。
あの姿を保存する方法はないだろうか。そうすればグッズにできると思うのだが。今は、木彫りや合成樹脂で創られたキノコグッズが出回っているが、やはり本物でないと。
ちょうど、紅葉を保存して「つまもの」にするのと同じ発想で、美しいキノコの姿を、仮に一週間でもいいから保存する方法があったら、人気呼ぶと思うけどな。
 
プリザード・フラワーに混ざってフラワーアレンジメントの素材とか、インテリア、そしてやはりつまものも可能だろう。それが毒キノコであっても(^^;)。
 

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コメント

キノコ料理の方はいかがでしたか?
是非アップして欲しいです。

美味しくいただきました(^o^)。基本、和食ですが、繊細な味でしたね。
同行者はみんな写真をパチパチ撮っていましたが、私はその間パクパク食べていましたv(^0^)。

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