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2015/12/23

わからない!森林認証の実情

Yahoo!ニュースに書いた「新国立競技場の知られざる不安」の記事の反響が続いている。

 
すでに雑誌や新聞、そしてテレビ局の取材を受けた。「お会いして話を」というのだが、「私は奈良在住ですが……」と記すと、あっさり電話取材に変わる(^o^)。
 
それはいいのだが、いろいろ質問されると私もその場でスラスラ応えられるほど森林認証制度とオリンピックにまつわる事実関係には詳しくない。
 
とりあえず調べ直すと、まずFSCとSGECの認証を取った国内森林面積の統計が古かった。記事を書くときは2013年版を使ったのだが、今年の統計が出ていたのである。
 
SGECは、ぐっと増えて126万ヘクタールになっていた。FSCは、日本国内ではたいして変化はない模様だ。ただ、こちらは増えたり減ったりしている模様。
 
とりあえず記事の中の数字を修正しておいた。
 
※気になるのは、FSCの認証を取った森林の一覧がどうしても見つからないこと。FSCジャパンのHP内を探してもわからない。FSC本家の一覧に飛んで検索しても、具体的な森林の在り処が見つからない。ナンバーだけだったり……。誰か、教えてください。
 
 
 
ちなみに、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」 に、世界と日本の認証森林面積などがアップされている。これが最新かな。
 
これによると日本の認証森林は、全森林面積の6,6%らしい。世界の認証森林の割合は11,27%であるから、半分程度しかないことになる。とくに欧米との差が大きい。中北米が3割を超えているとは思わなかった。SGECは、まだ国際的な認証とは認められていないのだから、それを外すと見るも無残になる。
 
そういやSGECがPEFCにちゃんと加盟できるのか、するとしたらいつなのか、誰か知りませんかぁ。
 
 
 
なお、記事は新国立競技場を前面に出したが、重要なのはオリンピック全体に使われる木材である。
正直、競技場で使われる木材ぐらい(A案に決まったが、提案書によると使用する木材の量は1800立米であった。)は、国内の認証材で賄えると思う。国の威信をかけて集めるだろうし、業者も協力するだろう。
ここは、私も飛ばして書いたところだが、では、そのほかの施設、たとえば選手村などでは、どの程度木材を使うのか、見当もつかない。
 
オリンピックの施設について詳しい人、誰か教えてください
 
 
また当初の記事では、木材のことばかり書いたが、オリンピックでは紙類も森林認証ペーパーを使うことが推奨される。この点を書き落としていたので少し記事に加えた。
ちなみにロンドン五輪では木材・紙ともに100%認証モノだったそうだ。となると、東京五輪でも……と考えるが、国産材の認証ペーパーなどほとんどないように思うが……?
日本国内の製紙工場でつくっていても、材料は認証外材を使っているのではないか。
 
認証の中でも製紙の部分は、よくわからない。誰か教えてください。
 
 
 
以上、質問コーナーでした(⌒ー⌒)。
 
 
 
 
 

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取材・執筆・講演」カテゴリの記事

コメント

このような場所にお邪魔してコメントを書くことがはばかられたのですが、FSCジャパンです(笑)。すいません。

いつも、興味深く拝見させていただくとともに、森林認証について深い関心を持って発信いただいていること、ありがたく思ってます。

もし、FSC認証材や認証紙について、わからないことなんかがあれば、遠慮なく聞いてくださいね(^o^)丿

別に怖い団体ではないですから(笑)

どうも、ご登場ありがとうございます(笑)。
お蔭様で? 各所マスコミから問い合わせが相次いで、私が森林認証制度を説明せねばならない立場になったのですが、結構詰めが甘い(^^;)。
 
とりあえず日本でFSC認証(FM)を取っている森林の一覧が見当たらないのですが……。取材に行きたいと言われても紹介できません。

なんか、こちらの発信力不足で、田中さんにご苦労をかけてしまっているようで、、、すいません。

一覧は、以前のHPには入れてたんですけど、、、(笑)。種々の理由で外さざるを得なかったんです。

認証取得者のデータは、FSCジャパンのHPリニューアルの際に、本部の認証取得者データベースと統合されました。

http://info.fsc.org/certificate.php?lang=JPN

日本のFSC-FM認証取得者の検索は

組織>国>日本
    メンバーサイト>チェック外す(デフォルトでチェックが入っています。)
認証>認証番号>二つ目の四角で「FM/COC」

これで検索ボタンを押せば最新のFM認証取得者のデータが出てきます(内容が英語表記になっていますが、、、)。

今、HPのコンテンツ見直し中で、FM認証一覧についてはニーズが高いので、年明けには一覧を出せるようにしようと思ってます。

もし、説明がしんどいなと思ったら遠慮なく振ってください

FSCジャパン 様 
お言葉に横から勝手に甘えまして、質問させて下さい。

海外のとあるFSCの認証をとっている森林を知った時に こんな風な育て方をしているのならば、例えば、日本の間伐手遅れと言われるような認証が取れない森林の木を利用した方が、ずっと環境の為に良いのではと思った事がありました。少なくとも、近い分 CO2の排出が少なくてすみます。

FSCマークをとっていればOKではなく、森林がいかようかが大切だと思っておりますので 一時、FSCマークのある製品を見つけると番号で検索しておりました。
しかし、日本の会社止まりで、その先の森林までたどり着けませんでした。もちろん、絶えず同じ森林で伐採される訳ではない事は理解していますが、せめて どの国の何という樹種で出来ているのかを 一般の人間が把握する事は可能なのでしょうか。

きさん
ご質問ありがとうございます。
回答が遅くなって申し訳ありません。

まず、ご質問にお答えさせていただくと、残念ながら今のところ消費者の方がFSC認証製品につけられているナンバーから、その製品の原材料の原産地・樹種情報を得ることはできません。

FSC認証製品についているCで始まる6ケタの数字は、認証取得者のライセンスナンバーといいます。このライセンスナンバーを基にFSC本部の認証取得者データベース(http://info.fsc.org/certificate.php?lang=JPN)で検索して得られる情報は、認証取得者名・所在地および取扱製品群等の情報で、FSC認証製品が正しく認証取得者により製造されていることを示すためのものです。
つまりライセンスナンバーというのは、その認証製品の原産地情報など製品特有の情報を示しているものではなく、ラベルの信頼性を高めるために、「間違ったラベルの使い方をしている認証取得者は誰か?」「認証取得者ではない事業者が製造しているのではないか?」といった、ラベルの誤用・偽造を防止する一つの歯止めとして機能しているとお考えいただけるとよいかと思います。

一方、BtoBベースでは、原材料の原産地及び樹種が特定できるシステム(Online Claim Platform=OCP http://ocp-info.fsc.org/ja/ )をFSCでは開発しています。今のところこれを見ることができるのはこのシステムに登録している認証取得者だけです。これは、認証取得者が、EUの木材規制やアメリカの改正レイシー法対応に必要な情報(まさに原産地・樹種等の情報)を取得しやすいようにすることを目的の一つとして開発されたものですので、オープンに見ることができるものではありません。
しかし、たとえば、原産地情報の開示が製品訴求の一手として成立すると考える事業者が出てくれば、また、社会的・法的な要求として原産地開示の必要性が高まれば、認証企業がこのシステムを利用して原産地情報広く開示することは十分に考えられます。そして、そのような市場の要求がさらに高まれば、このシステムのオープン化も徐々に進んでいくかもしれません(すいません、こんな奥歯に物が挟まったような書き方しかできなくて。)。

FSCというシステムは、その地域の森林や消費者の皆さんにとって、ベストの答えではないと感じられることも、多々あるとは思います。しかし、このOCPのように、その時々の市場の変化や森林・環境・社会問題をキャッチアップし、より良いものへと変化する柔軟性を持ったシステムでもあります。我々としては、FSCがみなさんにとって、より良いシステムになるよう努力をしていきたいと考えています。是非、そのような目で認証製品をご覧になっていただき、ご意見を賜れればと存じます。

FSCに関するお問い合わせはこちらまで
https://jp.fsc.org/jp-jp/fsc12395123881235612390/123622183912356215121243112379

*田中さん、この場をお借りしての長文の回答になってしまい、申し訳ありませんでした。

田中様、FSC様

ありがとうございました。

気軽に質問してはいけない内容だったようで、申し訳けありませんでした。誤解を与える表現をしてしまったと反省しております。

企業におけるISO◯◯◯の表記みたいな感じだととらえればいいのですね!

とても すっきり納得しましたが、日本でFSCを取得されている皆様のご苦労を思いますと、少々もったいない気がしますね。

世界でみれば、違法伐採の問題がありますが、日本のように既に持続可能な森林への下準備が整いつつある国とは、別のジャッジが必要なのではと考えるようになりました。

世界の需要にこたえ、持続性を担保するのに 先が見えない程 広大な土地にユーカリなどの単一種を短期間で育てている 海外のFSCの森林(畑?)が不可欠でベターなのは理解できます。ただ、多様性や土壌の事が気になっていました。どうも、国や地域によって、色々あるようだと知りました。

日本でFSCを取得されている森林から出た木でできた紙ならば一番いいのですが、FSCはとってないけれど、手入れに寄与する利用が可能な日本の森林資源と 海外のFSCの紙と、どちらが利用者としてベターな選択になるのか考えないとなぁと思っていた所へ コメントを頂き 便乗した次第です。

オリンピックを機会に、取り組まれる森林が増えることを願っております。

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