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2016/01/27

コウゾの皮の味

和紙づくりの現場を覗く機会があった。
 
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と言っても、誰もが想像する紙漉きのシーンではない。その手前の、もっと大切でもっと大変な作業の一つ。それは和紙氏の原料、コウゾの皮を剥いて干しているシーンだ。
 
和紙の原料はコウゾやミツマタだが、それらの植物を刈り取っても、いざ繊維を取り出すのは簡単ではない。まず蒸して、皮をむいて、それを乾燥させて……と前処理がものすごくある。これがなかなかの重労働なのだ。
そもそも乾燥だって、写真のように吊るせば終わりではなく、雨が降ったら取り入れないといけないし、結び目を上下逆転させる作業も必要なのだ。ちょっとうんざりするような肉体労働。
 
さらにコウゾの皮をむくのが大変。まず大きな蒸し器で2時間ほど蒸してから手作業で皮をむく。
 
剥かれたコウゾの皮。
 
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せっかくだから私もコウゾの皮むきに挑戦。ツルリっと剥いて、切れたり裏返しにならないように剥がす“極意”を教わったよ(^o^)。
 
ところでコウゾ栽培の最大の敵は、シカとイノシシだそうだ。なんとシカはコウゾを食べるのだ。イノシシも根をほじくり返すという。野菜や果実ではないのに?
 
聞いてみると「コウゾの皮は甘い」。
 
そう聞いたら味わわなくてはなりませぬ。
 
許しを得て、剥いたばかりのコウゾの皮を食べてみた。……甘かった。 
そういえば、コウゾを蒸している現場には、甘い香りが漂っている。コウゾは強靱な繊維が紙の原料になるわけだが、意外なことに美味しいのかも。いっそ食品に加工はできないかね? 繊維質を売り物の健康食品なんて……(^o^)。

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