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2016/03/13

図書館を拠点に

川上村には、図書館がある。

 
これはすごいことだ。人口1500人程度の山村に図書館があるのだ。奈良県では吉野郡でここだけだろう。図書室さえ備える町村は少ない。
 
そこで小さな催しをやっていた。
 
5
 
土倉庄三郎を取り巻く人々に関連した書籍を集めた一角。
 
もちろん土倉翁百回忌に合わせたものだが、残念ながら土倉翁に関する書籍はわずかしかない。直接的には『評伝 土倉庄三郎』と拙著『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』だけだ。そこ新島襄とか八重とか、ま、庄三郎に関係ある人物の書籍も集めている。 そもそも、蔵書がそれほど幅広くないだけに苦肉の策だろう。
 
多少無理はあるが、土倉翁のお膝元だけに智恵を絞ってこれくらいやらねば。
 
 
図書館は、人口も少ない自治体では軽んじられがちだが、私は図書館を核にした村おこしも可能だと思っている。という。、情報集積と発信する拠点として図書館を活かしてほしい。
 
 
川上村に図書館ができたのは、有体に言えばダム建設による補助金が下りたからだろう。さもなければ「贅沢な」施設として俎上にも上がらないはず。
まあ、規模としては小さい。蔵書は3万部くらいか。通常の街の図書館と比べても充実していると言えないし、いくら月々書籍や雑誌を購入しても、目を通す人がどれだけいるの、と問われれば心もとない。
だが、吉野でただ一つ、山村では希有な存在であり、しかも吉野の歴史や自然というバックボーンを考えれば、さまざまな可能性がある。村外からの利用者を集めるだけでなく、村民の誇りだって生み出せる。図書館としてではなく、村の情報発信の拠点として利用しなければ。
 
 
だいたい図書館があることをもっと利用しなければ、村の予算を食いつぶすだけの、宝の持ち腐れになってしまう。
村民だけでは少なすぎる利用者も、情報発信基地となれば、吉野の拠点となり得るのだ。
 
図書館の価値を世に知らしめた小説として「図書館戦争」があるが、荒唐無稽に見えて、世情に抗う前線基地なのだよ、図書館は。
 
以上、中学・高校と、図書委員長や図書部長として学校図書館に6年間君臨し続けた私がいうのだから間違いない(^o^)。

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