無料ブログはココログ

森と林業の本

« “野生の象”と超人類学の「森の本」が訴えるもの | トップページ | Yahoo!ニュース「スギ花粉は世界中に舞っていた」書いた理由 »

2016/03/08

中之島公会堂の杭

大阪、中之島公会堂に行ってきた。

 
014
 
なかなかの名建築。近代化遺産と言えよう。
 
003  001
 
内部も素敵だ。ホールのほか、さまざまな意匠が凝っている。
 
010  創建時のレンガと木の椅子。
 
 
が、注目したのは、これ。
 
006  杭だ。
 
創建時に、川に挟まれた軟弱地盤を固めるために打ち込まれたマツの杭である。約4000本打ち込まれたうちの1本だ。補修工事で免震装置を基礎に備えるために掘り出されたものが保存されている。
 
面白いのは、この杭は丸太のままで、乾燥もさせずに打ち込んだこと。すると湿潤な土中で酸素が遮断されるため腐らないのだそうだ。この杭で約80年間
 
なるほど、まったく傷んでいない。(現在は展示のため樹脂を注入してある。)
昔は、マツ材もこんな使い道が多かったのだろうね。

« “野生の象”と超人類学の「森の本」が訴えるもの | トップページ | Yahoo!ニュース「スギ花粉は世界中に舞っていた」書いた理由 »

木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中之島公会堂の杭:

« “野生の象”と超人類学の「森の本」が訴えるもの | トップページ | Yahoo!ニュース「スギ花粉は世界中に舞っていた」書いた理由 »

December 2024
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

森と筆者の関連リンク先