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2016/05/21

天然記念物「奈良のシカ」に関する公開シンポジウム

奈良教育大学で、『天然記念物「奈良のシカ」に関する公開シンポジウム』が開かれるというので出席。

 
奈良県主催で、「奈良のシカ」(このように言った場合、奈良県のシカではなく、奈良公園のシカ、を指す。正確には奈良公園周辺のシカ。天然記念物指定のシカ、である)の現状と問題点、そして今後の展開について語り合うものだ。
 
非常に内容は濃くて、8人7つの講演が行われた。残念ながら参加者数はイマイチだった模様だが、ちともったいない。奈良人は、奈良のシカに飽き飽きしているのか……(~_~;)。
 
とはいえ、先日はNHKの歴史秘話ヒストリアでも取り上げられたし、外国人の奈良観光ではシカは最大の人気アイテム。このところ注目株なのだ。
 
実は、私も奈良のシカについて勉強し直そうという想いを持って参加した。いつか奈良のシカについての本を書きたいと思っているほどだ。実際、人と自然のあるべき関係を考えるに際して、奈良のシカは実によいモデルと感じている。
 
 
ま、そのことは、しばらくシンポジウムの内容を咀嚼してから考えるとして、印象に残ったこと。
 
007
 
奈良のシカが天然記念物指定を受ける際、仮指定には生駒郡も全部入っていたんだなあ。
そして生駒山にはシカはいないとされるが、時折、奈良公園から追われたのか、冒険の旅に出たオスシカが現れるらしいこと。
戦争直後は、大阪の御堂筋に現れたこともあったらしい。。。
 
一方、奈良のシカは、遺伝子の調査によって、基本的に隔離されていることがわかっているだが、近年は京都府から乱入するシカも見つかっているらしい。三重からも来ているかもしれない。
とすると、奈良のシカが2000年余り綿々と引き継いできた万世一系の血筋はどうなる! と思ってしまった(笑)。
 
もっとも奈良のシカが京都など各地に流れていくのは、流浪の皇統なのかもしれんが……。

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