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2016/06/26

広がってきた森をつくる樹木葬

樹木葬という選択』を出版して、約4カ月だが、書き上げて校了したのは年末だから、ほぼ半年前ということになる。

 
Jumokusou
 
本書には、10か所の森をつくる(守る)樹木葬墓地を紹介した。
 
全国に樹木葬を名乗る墓は100か所は超えるだろうが、ほとんどが霊園の一角に木を植えただけの似非樹木葬。なかには樹木さえ見当たらない「樹木葬」もある有様だ。しかも合葬墓が多く、一本の木の下に何人分の骨を埋めるの(何万人?)という墓地さえある。
 
「森をつくる」「自然を守る」という基準からは、拙著の10か所になったのである。
 
その後も樹木葬墓地は、次々とオープンしているようだ。 その中でも、私の基準に合うところも出てきた。せっかくだから出版後の情報として、ここに紹介しておこう。
 
もっとも、私も実際に取材したわけではない。あくまでオープンにされている墓地の概要から「ここは大丈夫じゃないかな」と私が思うところである。機会があったら訪れて確認してみたいが、真の姿はわからない。
 
○宮城県大和町吉田 禅興寺の「七つ森樹木葬
 境内の山林約1000坪を樹木葬墓地にしたもの。昨年春に開園したという。境内にコウヤマキやカエデ、それに福島の「三春の滝桜」の実生樹も植えたそうである。基本は埋葬地への植樹方式だが、散骨も取り入れているという。
 
○千葉県長南町 日本生態系協会の「森の墓苑
公益財団法人「日本生態系協会」が、始めた墓地。まだスタートしたばかりで、埋葬者がいるかどうかは不明。予定地は元土砂採掘跡地で、樹木葬で森の再生につなげる。
面積は、周辺の森を含め約3万7000平方メートル。そのうち約9600平方メートルの敷地に個別墓1400区画と合葬墓4区画を設けたという。
地元のコナラやミズキ、ネムノキ、ヤマツツジなどの苗を育てており、利用者が選ぶ。50年かけて森に戻す計画だそうだ。
 
○三重県大台町 佛國寺の「森のお墓・いのちの森
拙著にも掲載したが、その際はまだ開園していなかったので、短めに計画を紹介するに留めたが、無事オープンした。
ここは広大な原生林など山を丸ごと墓地にしたもの。将来的には数百ヘクタールに広げる予定。こちらは、特徴は、とにかく一人当たり500平方メートルぐらいの墓地面積となる広さが売り物だ。遺骨は埋葬するのではなく、木製骨壺に入れてそこに広葉樹の苗を植え、森に「置く」形式。両墓制を採用して、埋葬地とは別に、お参りする詣で墓を設けている。
 
 
Photo
写真を送っていただいた。
 
 
 
この調子で、全国に森をつくる樹木葬が増えて行けば、本来樹木葬とは自然環境を守るものだと、より理解者が増えてることを願っているのだが。 

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