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2016/07/01

既視感? 里山住宅博

「里山住宅博」というのをご存じだろうか。

 
博覧会と付いているが、神戸につくられようとする新興住宅地である。
 
 
内容はなかなか複雑なので、サイトをよく読んでほしい。神戸市北区で新規開発する住宅地なのだが、全部木の家で、最大の特徴は全戸に里山(山林)が付いてくるという点。この里山は共有地として住む人々が管理していく……という。
 
誰が主催者なのか、いま一つわからないのだが……まあ、里山的環境に住み、その環境をみんなで守っていくという発想が売り文句。しかし、場所は三田駅、新三田駅から近く、中国自動車道のインターもすく側。しかも隣接してイオンモールとプレミアムアウトレッまである!
 
なんというか、都会生活(イオンだけど)を満喫しつつ、里山(高速道路の側だけど)を味わえるという好条件だ。
 
が、何か既視感がある。。。。
 
実は、私は今から20年も前に同じ企画を取材しているのだ。
 
それは兵庫県の西宮市北部の山間部だ。こちらは兵庫県が主導して、新興住宅地の開発を計画した。その際に、それぞれの家に里山部分を付けるという発想だった。
 
そして各戸の山林を共同で維持管理していく協定を結ばせる(結ばないと入居できない)という発想なのである。
私も現地を回ったが、なるほど当時は見事な田舎の田園風景であった。そこをバブルの余波の残る時期だったから、野放図な開発を防ぐために企画したのだという。
 
ま、バブルが崩壊して、あっと言う間に絵に描いた餅になったが(~_~;)。だって、1戸当たり1億円くらいの価格設定だったんだもの。
 
数年前にまたそこを訪れたが、まあ、よい里山でしたよ(~_~;)。そこを森林セラピー基地にできないか、という構想もあったのだが……。
 
今回の里山住宅博は、神戸市内だし民間主体ぽいから兵庫県は関わっていないと思うが、発想は似ている。
 
さて、どうなりますやら。価格はバブル時代のようにバカ高くはないだろうが、舵取りは大変だろう。住んでからの住民の意見の相違やエゴも出るだろうから。
 
一度訪ねてみたい気はするが……。誰か一緒に行かない? 
 

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コメント

里山を共有地として住む人々が管理していくなんてこと可能なのでしょうか?

小規模で試みたところがあるそうですが、どこも厳しいみたいです。よほど事前説明をしっかりして、詳しい契約書でも交えないと、住民の中には参加しないとか、自分の所有部分にこだわったりするでしょうね。勝手に小屋建てるとか……(x_x)。

山の管理なんて素人じゃできないことは明らかですよね。
なぜこんな企画が真面目に行われているのか不思議です。

雑木林の山なら、技術的にはそんなに難しくないと思います。草刈りや細い木の間伐程度なら。
その前に、どの木を切るべきなのか、といった森林の生態系的な知識が必要でしょう。そして最大の問題は、みんなが継続して取り組むだけの合意があるかどうか。「木を切るのは悪だ」なんて言い出されたり、虫が怖いと言いだしたり。相当のリーダーシップと強制力がないと難しいですね。

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