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2016/08/27

ナラ枯れ木に異変

今日の朝日新聞夕刊、多分関西版だろうが、一面にナラ枯れ問題が取り上げられた。

 
とくに取り上げた場所は生駒山である。
生駒山のナラ枯れ状況は、どこのマスコミも報道することがなく、私が孤軍奮闘?でブログで伝えてきたのだが、ようやくメジャーになるか。別に嬉しくもなんともないが。
 
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画像では字が小さいので読めるだろうか。写真は、生駒山大阪側のむろいけ園地。私がよく歩いている森林公園だ。
 
 
ところで、私もタナカ山林でナラ枯れの木に新たな状況に気づいた。
 
コナラの木なのだが……随分前から粉を噴き出してカシナガにやられたことは気づいていた。これが枯れて道路側に倒れたら電話線を切りかねない。やばいな、と思っていたのである。
 
5
 
樹冠はこんな具合。葉はみんな赤茶けてしまった。緑の部分は蔓植物だろう。
 
が、幹を見てびっくり。
 
3
 
側枝がわさわさと生えてきている。以前はなかったはずだが……。幹から直接萌芽のように生えだしたのだ。導管も詰まっていないのだろう。
 
これは、樹木の抵抗作用だろうか。枯れかけるというのは、伐採されたときと同じようにヒコバエの生えるスイッチが入ったとか……。この当たりの樹木の生理には詳しくないのだが、なんだかカシナガに負けぬように頑張っている気がして嬉しい(^o^)。
 
きっと持ち堪えてくれると期待しよう。
 
まあ、樹形は悪くなるけどね。。。

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生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

>写真は、生駒山大阪側のむろまち園地。
>私がよく歩いている森林公園だ。

「むろまち」ではなく「むろいけ園地」ですよ。
よく歩いているなら間違える訳が無い。
ジャーナリストなら正確な記事を書きましょう。

おっと、たしかに誤字。失礼しました。直しました。

しかし、随分エラソウですなあ。まあ、生駒山のハイカーには礼儀知らずもいるということか。

私も先日、殺菌剤で一命を取り留めたというコナラを見せていただいたとき、この木と同じような状態になっており、樹木の生命力、自然治癒力に驚きました。急に枯れ上がり光環境が変わったときに休眠芽が動き出すとか書物に書いてありますが、そのまま伸びるものと、1,2年で枯れることもあるらしいですね。とにかく頑張ってほしいですね。

なるほど光環境の変化が原因かもしれませんね。もっとも、上記の木は道に近くて、そんなに変化あったかなあ。

枝葉が増えたら、光合成も盛んになって樹木に栄養も回るでしょう。カシナガ被害を抑えてくれたらいいのだけど。でも、ちょっと心配。

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