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森と林業の本

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2016/08/02

川の流れるままに

相変わらず、暇があったら「ブラ生駒」を続けているのだが……いつも森の中を歩いているわけではない。むしろ地形とか植生、あるいは店、ヘンな人のヘンな痕跡などを探している。

 
今回、ふと気づいたのは、こんなところ。生駒市北部の天野川だ。
 
3
 
2
 
この2枚の写真、ほぼ同じ地点から川の上流・下流を眺めて撮影したわけだが、どちらが上流で、どくらが下流かわかるだろうか。
 
 
何気なく見ると、前者の山が開けて平野方向が下流で、後者の山が立ちふさがっている方向が上流と感じるだろう。
 
が、正解は、反対。前者が上流、後者が下流。川の流れは平野部から山側へと流れている。
よく流れを見てほしい。川の泡立ちや波が水の流れる方向を示しているはずだ。
 
1
 
もっともわかりやすいもの。川筋に段差がある。
 
川の流れは、山にぶつかるように流れて、その後は谷の隙間を縫うように大阪側へと落ちていく。そこは磐船街道と呼ばれて、結構な渓谷になっているのだが……その上流部が生駒の田園地帯なのである。
 
ちなみに、現在はトンネルが掘られて流れをよくしているが……。
 
 
目の錯覚と言えばその通りなのだが、地形的に人間の盲点をついている。

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