拙著『森は怪しいワンダーランド』の帯文には、こんな言葉が記されている。
「不思議な体験だって、そのうち科学で証明されるかもしれないし、今は科学的と思われていることが崩れて、オカルトの世界に転げ落ちるかもしれない」
これはあとがきの中の文章を抜き書きしたものだが、ちょっと驚くべきことを知った。
なんと、常温核融合が認められているのだ!
……このニュースに心ときめく人は少数派かもしれない(笑)。
かつて、常温核融合の実験に成功したという報道があった。1989年にユタ大学で行われた実験の発表のことだ。小さな装置の中で入力以上の熱の発生が見られたのだ。
私は、その報道に仰天しつつも胸ときめかせたのだ。通常、摂氏1億度の世界で原子がプラズマ状態にならないと起きない核融合。これを人工的に行うには、原爆による熱に頼るしかない。つまり水爆だ。
しかし爆発を伴わないよう常温で小規模な核融合が行えたら、物理学の話だけでなく、エネルギー界に別世界が広がる。核分裂を伴わないのだから、放射線の心配もない。
我が家の本棚にも、かつてブームになったときに発行された「常温核融合」の本が眠っているはずだ。
しかし、各国の追試で認められず、測定ミスということで落ち着いた。常温核融合は、似非科学視されるようになった。幸い、発表した科学者は謙虚だったおかげで?追放されずに済んだ。その点がSTAP細胞の小保方氏と違うところだ。
それでも常温核融合は忘れられたと思っていた。
ところが、その後も研究は進み、どうやら100%の再現性を認められたらしい。小さな実験機器の中で、熱の発生が確認されたのだ。日本でも東北大学で研究が行われていて進んだ成果を出しているという。
ただし常温核融合というと似非科学と思われるということか、日本では凝縮集系核反応、米国では低エネルギー核反応という呼び名に変えている。
10月2~7日には、仙台で「第20回凝縮集系核科学国際会議」が開かれるそうだ。
残念ながら、理論面では十分に説明できていないそうだが、先に現象ありきで、似非科学が真正科学になるかもしれない。
以上、私の興奮が伝わる人は少ないと思う(~_~;)が、そのうち森の精霊だって、未知の怪獣だって見つかるかもしれないし、巨石文明は天空の星空を示していることが証明されるかもしれんのだよ。(STAP現象は、絶対に嘘だと思うけどね。)
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