朝早く(午前5時50分!)からの番組(TV朝日系)、『日本のチカラ』で、福島の磐城高箸が紹介されていた。(さすがに見たのは、録画だけど。)
あらためて頑張っているなあ……と。私が訪れたとき(震災直後)より工場も広くなっている気がした(^o^)。
覆面していないし……(⌒ー⌒)。
台湾でも販売しているし。
番組を見ていて、考えたことを。
まず国産でやっていくには高級割箸路線しかないかもしれない……が、高い割箸(1膳50円ほど)をいかに売るか。
高級飲食店ならコストに吸収することが可能なはずだが、客にいかに伝えるか。
いっそ、「使い捨て」という割箸の特徴を捨てるべきかもしれない。「持ち帰り箸」として飲食店で客に出し、食べたお店の土産物として持ち帰るための箸袋を用意するのはどうか。何か記念日の食事会、デートなどだったら、日付入りにすることも面白くないか。
箸袋もオシャレにして、そこに割箸に対する思いを書き込むことも可能かもしれない。箸をぬぐうペーパーも必要か……。
そこまでしたら、割箸分が高くなった食事代金も許されるかもしれない。
……が、それは店の領分なので、割箸メーカーは提案する止まりである。
ところで、品質にこだわることで歩留りが20%というから、規格外品をどうするか。
そのまま安売りする手もあるが、それではブランドを傷つけてしまいかねない。そこで磐城高箸のように規格外割箸を刻んで枕の詰め物にして新たな商品にする展開も必要になってくる。枕以外の使い道も増やしていけるか。あまり商品数が増えると、生産管理が大変か。営業も別業界になってしまう。燃料ペレットのような品では価格が安くなるから、あまりメリットはない。高付加価値の商品はないか。。。
そんなことが頭の中を交錯した。……ともあれ、国産割箸業界は厳しい。
ちなみに割箸サミット(国産割箸メーカーが大集合!)計画もある。国産割箸の存在を世間に知らしめると同時に、割箸の価値を再認識してもらうきっかけづくりがテーマだろう。
折しも9月12日から16日まで、霞が関の農林水産省「消費者の部屋」で、割箸の特別展示が行われるそう。
場所が場所だから見るのは、農水省への訪問者と内部の人が大半だろうが、ぜひ、この機会に現在国内でつくられている割箸がどれだけあるか、どんな箸をつくっているか……を再認識していただきたい。
クッションの中身、布団の中身
投稿: か | 2016/09/05 20:27
クッションはともかく、布団の中に割箸のペレットは痛くないですか(~_~;)。
室内砂場の砂代わりとか、漆喰に混ぜて壁土……とかいろいろ思いつくんだけど、安かったら意味ないしねえ。いっそ、割箸からつくる爪楊枝とか(^o^)。
投稿: 田中淳夫 | 2016/09/05 21:39
そうだったのか。もちろん私が5時台に起きられる訳ありません。
我が家の割り箸は、使う量よりも高橋さんの顔を見るたび買い求める量のほうが多いので、たまる一方。貴兄のおっしゃるように、外食の都度、マイ割り箸を持参するのが良さそうです。
ところで、気に入ったお店じゃ箸袋をもらってきますが、割り箸そのものをお土産にするとは田中さんらしい( ´艸`)。
投稿: Fg.@福島 | 2016/09/05 22:06
「希望のかけ箸」は、上等すぎておいそれとは使えませんね(^o^)。
樹箸が出る店では、割箸を要求して、なかったらおもむろに持参の割箸を出して食べる……というのが私流(笑)。その割箸は見せつけるように置いて帰ります。
投稿: 田中淳夫 | 2016/09/05 22:19