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森と林業の本

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2016/09/17

センダンを植樹!

昨日は早生樹林業のセミナーに参加したと言ったが、実は会場に嬉しいものがあった。

 
センダンの苗である。
 
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コンテナ苗。これ、自由に持ち帰ってもよいのである。我がタナカ山林に植えねば(⌒ー⌒)。
 
 
実は7月のセミナーの際にも1本もらって帰っている。それはつい最近、植えた。
 
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これで皆伐した山をセンダンの林にしてやろう。……というほど本数はないが、ナラ枯れしたコナラの代わりに大きく育ってくれたら嬉しい。
 
ただ、実は植林とは大変なんだ、と思わず感じてしまった。
 
まず植える場所を選定する。センダンは生長が早く大きな樹冠を広げるから4メートル間隔は必要だそうだ。まあ、ほとんどの高木は伐っているから大丈夫だろう……と思っていたが、この夏の間に草とともに灌木もびっしり繁っているではないか。
 
ササだけなら、まだよいが、アカメガシワにアラカシ、アオキ……と結構な数が育っている。もはや私の背丈ぐらいになっているのでないか。つまり、彼らも早生樹(~_~;)。
 
そんな状態の山を、直径約4メートルを切り開くのは大変であった。そして穴を掘ろうとしたら、石だらけで悪戦苦闘。
センダンは、日当たりと水分が十分にいる。日陰にならないように、近くの少しでも高さのある草木は全部なぎ払う。また掘った穴には肥料を撒いて、栄養分も補給しておいた。
 
この作業でクラクラした。熱射病か、思うほどだ。
 
また同じ作業をしなければならない。アジサイも植えているわけで、いよいよ適地は少なくなっている。 
 今度はもっと繁って、もっと石が多くて、回りに日陰をつくる木のあるところを切り開くのか……。ちょっとぐったり。
 
 
でも、何年か後に、センダンがすくっと育ち、林床にアジサイが咲いている山になるのを夢見よう。
 
 

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コメント

苗の無料配布とは、よほど大量のひよどりを飼育されてるんでしょうね😁

そうかもしれませんヽ(´▽`)/。
だいたい早生樹なんだから、早く植えないと苗でなくなる。
とはいえ、通常の家の庭では数年で高さ10メートル以上になってましう樹木を育てられないし、余らせると困るだろうなあ。

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